


かぐや姫の『星降る夜』 の歌い出しの歌詞です。
星降る夜はロマンチックで素敵ですが、本当に降ってくると
なると話は大違いです。
たかが17㍍、されど1万㌧(NASAによる推定)の隕石が、
秒速18kmの猛スピードで大気圏に突入後、爆発して7つに
割れて落下したというロシアのウラル地方での衝撃は …
まさに、ディープ・インパクト な出来事でした。
何でも、広島型原爆の30倍のエネルギーとか申します。
ひとくちに原爆の30倍と言われましても、ピンとは来ない
のですが、地表から20kmほど上空での爆発だったので
この程度の被害で済んだということなのでしょうか
もちろん負傷者1000人以上の大惨事なのですが …

原爆や衝撃と言えば
つい先日までの、否(いや)、今後も継続するだろう北朝鮮
の核実験の衝撃と脅威が思い起こされます。
残念としか言えませんが、
ランボーのテーマ(主題歌)やディズニーもどきの着ぐるみ
に遊園地の視察等々を見るかぎりにおいては、敵国である
アメリカの文化を模倣する姿が窺(うかが)えたうえに スイス
への留学経験があることなどから、北朝鮮の若き指導者で
ある金正恩第一書記に新しい体制への改革の望みと期待を
寄せたのは大きな間違いだったのか と思ってしまいます。
「これ以上の暴挙をゆるすな」 とか、
「国際社会への挑戦だ


見出しを飾り、核実験を非難する言葉の数々が新聞紙上に
躍っていましたが、昨日(2月18日)の朝刊では核実験の前
にも新型弾道ミサイルのエンジン燃焼実験を北朝鮮が実施
していたことを複数の韓国政府筋の話として報じていました。
同日の静岡新聞の朝刊4面の国際欄には …
1000人以上の負傷者を出したロシア・ウラル地方の隕石
落下・爆発の記事に始まり、パキスタン南西部クエッタ郊外
で起きた爆弾テロで子供や女性を含む84人が死亡、169人
が負傷し死者の数は今後さらに増える可能性があるとした
記事やその他にも …
「義足のランナー」 として有名なオスカー・ピストリウスの
恋人殺害事件での殺人容疑の記事に加え、春節(旧正月)
の連休が明けた中国での有害物質を含んだ濃霧が、再び
広範囲に発生したという深刻な大気汚染の記事。
さらに、アメリカ西部ワシントン州コルビルの小学校では、
クラスメイトの女子児童を殺害するために、拳銃とナイフを
持って登校した5年生の男子児童2人が、殺人未遂などの
容疑で逮捕されたと伝えていました。
銃犯罪が多発するアメリカでも、ここまで低年齢の児童に
よる事件は珍しく、地域社会に衝撃を与えているとした記事
などで埋め尽くされていたのです。
小賢しい人間が作り出した決して押せないボタンの先に
ある核兵器の脅威に怯え、理不尽極まりないテロの暴挙
に恐怖するだけでなく、好漢の印象が強いパラリンピック
とロンドンオリンピックの英雄に殺人の嫌疑がかかるとは、
快男子に一体、何があったのか
日本への甚大なる被害が危惧される中国の大気汚染は
無視できない問題ですし、アメリカの銃規制も日本の原発
の対応も喫緊の課題です

一向に進まないアメリカの銃規制と日本の脱原発に同種
の臭いを感じているのは1号 さんだけではありませんが、





世界中で起こるさまざまな事件や事故の報に接するたび
に何某かの衝撃や恐怖に慄(おのの)いてみたり、ある種の
感慨に浸ったりしていましたが、今回の隕石の脅威と衝撃は
それらに比するものではありませんでした。
まるで SF映画 を見ているかのような映像の凄まじさ
は 神の警告 や 怒りの鉄槌 を連想させる
のに十分な迫力でした
人間は、いったい何を考えて
どこへ行こうとしているのか


火 の制御が人類を裸のサルから人間へと進化させた
のだとしても … その延長線上にある原発ですら100%完全
に コントロール できないでいるのが現実なのに …
人間が作った兵器自身が戦争を引き起こすわけでもなく、
銃自身が人を殺すわけでもありません。
ましてや原爆や水爆そのものが自ら進み出て世界を破壊
するわけではないのです。
要は、それらの背後に蠢(うごめ)く人間の、あるいは国家
という体制の欲望が為せる業なのです。
翻(ひるがえ)って見れば …
国際社会の制止の声を無視して 「自国の民の窮乏よりも
核開発(兵器)を選んだ」 金正恩氏に幻滅し、失望する一方
で、何か釈然としない思いがあるのも事実なのです。
それは絶大な権力を有する国連の安保理の常任理事国
(第二次世界大戦の戦勝国)のいずれもが大量の核兵器を
保有しているという点です。
自分たちが核を持つのは当然だが、他国が新たに所持
することは断じて許せないと非難して制裁を課すことへの
矛盾と違和感です。
『泥棒にも三分の理』 たとえ、
盗人猛々しいと言われようとも 「核実験して何が悪い」
「人工衛星(ミサイル)を飛ばすのに文句があるのか」
という気持ちや言い分を否定することは難しい気がします。
「自分たちも核の廃絶や削減に向かって、相応の努力を
するから核実験やミサイルの開発を止めてください」 とでも
世界中の核保有国が言うのなら、まだ理解もできるのです。
先に金正恩第一書記に対して、残念 だと言ったのは、
正恩氏の祖国(北朝鮮)を現在の国際社会に照らしてみて
民主的かつ平和な国家に変えようとする姿勢がみられたの
ならば、「歴史に名を残す偉大な改革者」 としての記憶を
人々のなかに残したのだろうに … ということなのです。
いずれにしても、
世界中の至るところで起こるインパクトのあるニュースを
聞いたとしても、今回の隕石落下の衝撃に比べたら個々の
欲望の域を出ない出来事でしかなく、所詮は、人間の努力
や頑張り次第で解決できる問題に過ぎないのです。
人は自然や生き物の生態系や人間自身を破壊することは
できても、それらをつくりだすことはできません。
ですから、生かされていることを常に肝に銘じて精進する
以外に生きる意味をみつけることはできないのです。

を感じることがあったとしても諦めてはいけません。
… ONE WORLD …
世界はひとつ なのです。
ところで、
7つに分かれて飛んで行ったってことは、あのロシアの
隕石は、ドラゴンボール
それじゃあ、7つ集めて、
神龍(シェンロン)にお願いしなくっちゃ、
小惑星や隕石から地球を守ってください … って
