透明人間たちのひとりごと

アダムとイヴのへそ <9>

 「日月(じつげつ)流るるが如し」

 遭難から、すでに53日が過ぎました。

 「誤算も誤算とんだ誤算(53)だよ!」 なんて、洒落てる
場合ではありません。

 あきらかに何かがオカシイのです。

 インビジブル(透明)化を保つための電子エネルギー系の
伝達周期(スピンサイクル)が、徐々にフェムト秒(可視光の
波のおよその振動周期)に近づいているのにもかかわらず、
一向に可視化(実体化)して来ないのは何故なのかeq

 5号 の言うようなサムシング・グレートなる大きな力に
制御されているのかどうかは別にしても、この星 (地球)
の居心地の良さには親和感を覚えてしまいそうです。

 親和感と言えば、エネルギー体(意識体)としての精神的な
活動以外の肉体的な活動(ブログ記事の投稿作業など)の
ために 透明人間2号 なるハンドルネームを持つ人間
の肉体を折にふれて借りているわけなのですが、これがまた
、何の違和感もなく実に爽快で快適なのです。

 肉体を借りているとは言っても …

 ある種の精神的なパラサイティング(寄生状態)で憑依とは
根本的に違います。

 宿主(ホスト)となる人間に憑(つ)くわけではなく、宿主が
無意識(睡眠時あるいは失神状態)にある場合に精神的な
活動と肉体的な運動行為が適宜可能となるわけで、普段は
インビジブル(透明)なエネルギー体(意識体)として 四次元
時空間(地球上)に存在しているのです。

 所謂(いわゆる)、宿主(ホスト)に依存して害を与える寄生
ではなく、むしろ共生に近い関係です。

 ヒトや動物の細胞内で、エネルギーを作り出しているのが
ミトコンドリアという細胞内小器官ですが …

 太古の昔に、原始細胞のなかに、呼吸能力のある微生物
が入り込んで共生を始めたのが、ミトコンドリアの起源である
と考えられるような極めて微妙な関係にあるのです。

 そして、いまでは共生可能な時間帯がどんどんと長くなり、
宿主の覚醒時にもその意識とのシンクロが可能なのです。

 ただ、そのことに宿主(ホスト)が気づくことはありません。

 「我、思うゆえに、我あり」 だと信じているからです。

  こそが、 そのものが、自己の証明であり、肉体と
あわせて自分自身だと思っているからです。

 だから

 「心は決して老けないし年を取らない」

 という重大な事実を知りません。

 幼い頃の純真な心も老成して老獪なる手練手管を弄する
ようになったあとの心も、ある意味では無垢なままなのです。

 ただ、そこに、煩悩なるやっかいなものが介在してくるので
、心は千路に乱れ、欲望は肥大化してゆくのです。

 魂(心)そのものは、ある種の意識エネルギーです。

 『創世記』 のなかで 「主たる神は、土の塵で人を造り
命の息をその鼻に吹きいれられた」 という件(くだり)が示す
ように、神がアダムの鼻に吹きいれた<命の息>こそ
が意識エネルギー(心であり魂)だったのです。 

 そうして、初めて、「人は生き者となった」 … と
いうわけですね。

 そして、

 アダムの肋骨(DNA)をもとに、助け手としてのイヴをつくる
際に神が用意した卵が推測通りに我々の世界から出奔した
リリス の卵(ミトコンドリアDNA)だとしたら、どうでしょうquestion2

 この時点(西暦2011年)での科学的な事実とも不都合なく
符合するはずです。

 近年では、南極などで見つかった隕石から、生物のDNAを
構成する分子が発見されるなどで、地球上の生命の起源は
宇宙空間から飛来して来た物質が元になって誕生したとする
<地球外生命飛来説>が賑やかですが …

 一般には、太古の暖かい海で、自分のコピーをつくる機能
を持ったDNA(地球最初の単細胞生物)が出現し、生命体と
して増殖をしはじめたという説がもっとも有力です。

 その原始生命は、コピーを繰り返しながら増殖するうちに、
ときにコピーミスという突然変異もあって、より複雑な生命に
進化してきたと考えられているのです。

 そして、約36億年の歳月をかけて、ヒトのDNAを出現させ、
その生命復元設計図によって、現在において、共生状態に
ある 透明人間2号 なる人間が、ここに存在している
というわけなのです。

 ミトコンドリアに関しては、これまで初期の原始生命体が、
交配や交雑を繰り返しながら進化してゆく過程で偶発的に
細胞内に取り込まれた微生物(細菌)で、人間においては、
腸内や鼻腔、口腔、皮膚表面に住みつく<人体常在菌
たちと同様に、さまざまな働きで我々を生かしてくれている
貴重な存在であると考えられていて、その一番重要な働き
としては生きるためのエネルギーを作り出すことなのです。

 人間である 2号 たちの感覚で言えば、普段人間は毎日
、何気なく生活をしています。

 生活するとは、食べる、働く、寝る、遊ぶ、SEXをするなどの
活動を通して生きている …

 つまりは、存在し動いているわけですが、個体としての存続
には限りがあります。

 いつかは、家族や恋人、友人、知人、そして、自分自身も
含めて、この世に別れを告げなければならない運命を携えて
生まれて来ているわけです。

 ただ、ヒトも他の生物も生殖を介して子孫を残し、種として
の生命は遺伝され、受け継がれてゆくのです。

 それでは、生命とは、何なのか

 ヒト(生物)がヒト(生物)として存在しうる所以(ゆえん)は
いったいどこにあるのか

 実地の体験授業として地球 に来た当初に課した宿題
である 「神なるものの目的」 とも若干、関連しますが …

 科学的見地からは、ヒト(生物)がヒト(生物)として存在する
ためには、感覚器官や運動器官、成長などの機能が個体の
維持存続に必要不可欠な属性なのですが、それらの機能も
細胞分裂を繰り返す種の存続という大きな目的に沿ったもの
で究極的には自己複製が生命のもつ根源的な意味と理由を
明示しているのかもしれません。

 ところで生物学的には、ヒトの身体も脳も基本形は女性
(男性にも乳首や乳腺があるのは、そのため)なのです。

 男になる予定の胎児は、ある時期に男性ホルモンの作用
で男の身体に変化し、脳の構造や配線も順次、男のかたち
になってゆくのです。

 要は、ヒトの出発点は女(メス)で、生物科学の世界では、
初めにアダムではなくイヴありきだったというわけなのです。

 そうなると、

 ますますもって、ヒト(人類)の起源に リリス の介在が
疑われるというものです。

 ましてや、細胞(真核細胞)内にミトコンドリアを取り入れた
経緯(いきさつ)を考慮・考察してみると、初期進化の過程で
呼吸能力のある微生物(細菌)が偶然にも入り込んで、共生
を始めたと考えるよりも、神の用意した卵(リリスの卵子)に
初めからミトコンドリア遺伝子が組み込まれていたとする方
が、より自然で合理的ではないでしょうか

 さらに、全世界の女性のミトコンドリアDNAを遡ってゆくと、
現存する人類全女性の共通の祖先として、およそ20万年前
のアフリカに原住した一人の女性に辿(たど)り着くとされる
「ミトコンドリア・イヴ」 という説もあります。

 「人類の母、ルーシー」 と名付けられた有名な
アフリカの猿人にしても、「ミトコンドリア・イヴ」
される女性にしても、 その正体を突き詰めていったとしたら
それが リリス だったとしても何の不思議も感じません。

 それに ルーシーリリス という音の響きは微妙
に違いながらもどこか似ていると思いませんか

 そんな リリス に思いを馳せると …

 人間にパラサイトするかのように乗り移り、共生の果てに
シンクロしてゆく我々は、このまま、人間と同一化してしまう
のかもしれません。

 それは、まるで、

 いつからか、細胞内でエネルギーを作り出すことになった
ミトコンドリアや、あの リリス のように …

 我もまた、透明人間2号 と純粋に同化
してしまうのだろうか

 嗚呼、夢で地球に来ているのか question2 

 それとも、

 摩訶不思議な夢を透明人間2号が見ているのかeq

 もう、何もかもがわからない !?

 『アダムとイヴのへそ』 はどうなったquestion2

 へ~  なんちゃって …

 荒唐無稽な話だと笑い飛ばしてしまおうか。

  ジリリリ! ジリリリ! ジリリリンexclamation2 

 exclamation2 ここは何処、 WHO AM I …question2
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