熟睡
2016-02-14 | 日記
昼まで眠っていた、空を見ると とてもいい天気だったので、 この場所にくる事にした。 私の大好きな場所。 とても元気がでる場所。
小学1年生のころだったと思う。
私は母に、「お兄さんが欲しいから作って」と言い、
あるときは、「ぼくの、おねーさんを作って」と、駄々をこねた思い出がある。
そのたびに母は苦笑いをしながら、
「そーねー、今は無理なのよ。」
「それに、これから作ったら、あなたの弟か妹になるんだからね。順番なんだから。」
その都度に、母からそう説明された。
そのくらいは、自分でも解っていた。
自分の立場も解っていた。
いわゆる母子家庭と云われる、私たち二人だけの夕飯時の会話だった。
食卓を囲んだ楽しい会話がはずんでいるのであろう、
笑い声が聞こえてくるのは、
決まって隣の家からだった。