ジャパンファイナル2008を振り返る

11月２日を持って2008年度のシーズンが終了しました。
何度も言って申し訳ないけど、Alliechaあっての我が家のディスク競技。
グラチャンの日に家にいて不完全燃焼ではあるけれど、
へいろーのお陰で今年もジャパンファイナルという栄えある舞台に参加でき、
気持ちよくシーズンを締めくくる事ができました。

今シーズンスタート直前に妊娠が発覚し
（ってか去年のジャパンファイナルの時にはすでに妊娠してたのに気づかなかった）
今シーズンはトモさん１人での参加を覚悟したシーズンスタートでした。
ところが『１人で参加するとどうも調子が悪い』と、トモさんから泣き？が入り
連日とはいかないまでも、天気と相談しながら（体調とはあまり相談しなかった）
私も大会に同行。
お腹が大きくなってからは
『そんなに声出したら生まれちゃうんじゃないの？』と心配されるぐらい
アリへいを応援しました
へいろーは想定外に成績が良く、決勝への進出率は約６割
お陰で長い夏休みがあったものの、何とかファイナルへの出場権を獲得できました。
Alliechaが心の病？でボロボロになった今期
我が家をディスク大会へと足を進めさせてくれたのはへいろー。
ファイナル出場はそのご褒美だね

ノミネートの可能性が見えてから
ファイナルに出るのか出ないのか、何度もトモさんと話し合いしました。
生後４ヶ月のちかちゃんを寒くなり始める11月に長距離移動させて大丈夫なのか？
出場機会のないAlliechaを同行して、また心が壊れやしないか
しかも、暫く実家に預けていた為デブデブになったへいろー。
走れず取れずで赤信号
残された１ヶ月チョイの間にファイナルに出られる状態に戻ったら参加しようと
調教して迎えた晴れの舞台でした。

ファイナル当日。
ちかちゃんの事もあって、開門ギリギリに会場に到着。
タープの場所取りや設営であっという間に時間が過ぎ、
タープの中は散らかったまま、選手呼び出し。
ちかは車の中だし、車は移動しろと言われるし、もうグッチャグチャ
開会式の直後にスモールドッグＣＳの投げ練があるので
ちかを離れたタープに放置し皿拾い。
すぐに試合だから戻ってへいろーをコートに。
タープからコートへ移動中に水を飲ませていない事に気づいたものの、
水は遠く離れた駐車場
へいろーは家を出てから飲まず食わずで試合に臨む事になってしまいました

１Ｒ開始前、待機しているトモさんがあまりに言葉少ないので
『もしかして、緊張してるの？』と聞くと『うん』と返事
Alliechaとのグラチャンでも毎年緊張していたけど、
やっぱりファイナルだと小型でも緊張しちゃうんだね。
試合がスタートすると、
トモさんはいつものようにへいろーに罵声？喝を入れる事もなくディスクも低め
低いスローは３回続き、へいろーはいつになく追い込んでキャッチしていたのだけど、
とうとう３度目に間に合わず。
スローごとに『トモさん低いよ、落ち着いて！』と声をかけるものの、
普段どおりのスローが出来たのは４投目。
そして『バカヤロウ、足が遅いんだよ』と、愛の喝が入ったのはコートを出てから
あぁ、この緊張がファイナルなんだなぁと思った１Ｒでした。

１Ｒが終了した時点で13位。
似たり寄ったりの得点だったので、何とか２Ｒ全部キャッチすれば
と思ったのだけど、２Ｒ開始前から風が吹き始める。
右から吹いたり後ろから吹いたり・・・
とにかく風が舞っていて、どの選手もディスクが流されたりして苦戦していた。
風が吹いたらトモさんの技術でチャンスがあるかもと密かな期待をしたんだけど、
へいろーの力がちょっと足らなかった。
ディスクが飛び過ぎないようにとトモさんが投げても
ミドル奥まで流されてしまうディスク。
へいろーは３投きっちりキャッチしたけど、最後時間がない。
必死に戻って残された時間は２秒。
トモさんの足元でゴチャゴチャしているへいろーに、
本来なら投げる事はないのだけど、万が一時間が稼げればと、
回し気味のディスクを投げた。で、場外へ。
仕方ないよね。これが今のへいろーの精一杯な結果です。

でも、この１年でへいろーは驚くほど走るのが速くなった。
他の犬に比べたら全然遅いけど、去年までに比べたらディスクドッグっぽくなった。
そして、へいろーを見てると頑張ればいつかは！って思うようになった。

へいろーがファイナルに残った事を気にする人はあまりいないと思うけど、
多少２年前のへいろーの姿を記憶している人がいたら
“あんな犬がファイナルに？”と思うかな。思ってくれたら嬉しい。
“あんな犬でも頑張ればファイナルに残れるんだ”と思って欲しい。
努力しなかったわけではない。
トモさんも最初は面白半分でへいろーと試合に出ていたかもしれないけど、
回を重ねるごとに『何とかこの犬を１度ぐらいファイナルに出してやりたい』と思って
真剣にへいろーと戦っていた。
他の選手が相手ではなく、パートナーのへいろーとの戦いだった。
まずは戻って来て線の中に入れることからスタート。
公式戦レベルではない。
速く走れと言ってもなかなか速く走れないから、筋力をつけるように
今までは週末だけやっていた筋トレ？を毎朝やってみたり。
へいろーに合うスローを考えたり。
私が産休に入った事がきっかけで、
できるだけ家に連れて来てAlliechaと併走させたり。

来シーズン、私が社会復帰する６月までが勝負。
それまで、またトモさんとへいろーの珍道中のような試合が見られたらいいな。
楽しみにしてるよ！

へいろーをここまでにしてくれたトモさんには改めて感謝。
来年はシニアになってしまうへいろーだけど、ディスクが好きな気持ちは
きっと衰えないはず。
これからもたくさん楽しませてやってください。



おまけ

Alliechaと私は記念大会に。
去年も記念大会にAlliechaと出たんだけど、突如の体調不良で身体に力が入らず。
Alliechaに散々なめにあわせてしまったから
今年は何とかと思って出場した記念大会でした。
先週の練習ではどこに飛んでいくかわからなかったディスクだけど、
本番では何とかコート内に収める事ができました
試合前の投げ練をしていても、
ミドルまでも届かないディスクを投げてるのは私ぐらい
子供だって遠くまで飛んで行ってる。
恥ずかしくて恥ずかしくて逃げたい気分だったけど、
どうせ誰も見てないしと思って開き直って投げたのが良かったかな。
ラインズマンもユタカさんだったし、MCも大谷さんだったからリラックスできたのかも。
見られていないと思っていたのに、
次のピリオドの投げ練待機中の井上さんが声援を送ってくれたのも嬉しかった。
今年はいい思い出になりました
Alliechaは私とコートにいても目線はトモさん
ディスクを取って帰ってきても必ずトモさんを見て、走って行く時にもトモさんを見る
本当にトモさんが好きなんだなぁと思った。
だから、そんなに大好きなトモさんの為に、
来シーズンはAlliechaがトモさんをファイナルに連れて行ってあげてね。

最後に、ちかちゃん
長距離移動にもかかわらず、車中、泣き出す事もなく、なんて親孝行。
試合中、抱っこして私がどんなに騒いでも泣き声１つ立てず。
お腹の中にいた時と一緒だったからかな？
これからもアリへいを一緒に応援して行こうね。
タープ設営中、車の中に放置したり、
ミルクもおむつ交換もタイムリーに出来なかったけど、
応援に来てくれた弟＆えっちゃんにお世話になったり、
参加選手＆奥さんにお世話になったりしながら１日無事に過ごせました。
お世話になった皆さま、どうもありがとうございました

まとめて写真を　写真提供：にぃちゃん＆えっちゃん

例年とは違う衣装で入場のトモさん。Tシャツ身体が入って良かったぁ


相変わらず、後ろ姿しか撮影できないへいろーでも、ナイスキャッチ


ナイスキャッチなAlliecha来年はトモさんのディスクを取るんだよ