ヨッパライのお土産

昨日の事。

昼休みにトモさんから電話があった。
『（会社）休暇取れるようになったかぁ？』と。
何も急いで確認するような事でもないのに電話してくるとは、
他に言いにくい事があるに違いないと直感した私。
『（休暇）取れたよ。で、何』とたずねる私。
『うん、実はさ、夕方からお客さんと会議があって…』
なるほど、飲んでくると言いたいのか
『いいよ、お客さんとご飯食べてくればいいじゃん。
アリも迎えに行くから、どうぞごゆっくり』と切り返す私。
『いや、会議だけだから、遅くならないし、ご飯も○○で買って行くから一緒に食べよう』とトモさん。
過去の経験から、そんなの絶対ありえない。
『期待はしてないけど、変更があったら教えてね』と言って電話を切った。

そして夕方というか夜。
『会社を出ました』とメールをしても返事なし。
（普段なら『気をつけて帰ってね』と返事があるはず。）
『Alliechaは歩いて連れて帰ります』とメールしてもまたまた返事なし。
（同、『歩いて連れて帰ると疲れるからいいよ』と言うはず）
まだ会議中なのかな？とも思ったのだけど、家に着いた時はすでに９時。
日中ずっと頭痛に襲われ、たくさん歩いて足のウオノメも痛くて限界。
何とか家に着いたものの、食べ物もなく、起きている気力はすでになし＠私
『家に着きました、かなり疲れたので寝ます』とメールしても
とうとう何の反応もなかった


その後、気づいたのは11時頃。
部屋の入り口でトモさんとAlliechaがハイテンションに騒いでいたから
私が怒っていると思ったのか、Alliechaに『ただいま』を言いながら、
必死に言い訳をしてる。
『か○に悪い事をしたと思ってるんだよ、云々』と。
私が起きたのに気づくと、お土産を買って来たと白い包みを渡された。
どうやら自慢のお土産らしく、『開けて開けて』とにこやかに言う。
開けてみると中身は“お寿司”
どうやらトモさんはお寿司屋さんへ行っていたらしい
ネタから見ると結構高級そうなのだけど、ガガーーーーっと片方に寄ってしまった握り寿司。
ネタも所々重なったりして、みるも無残
『真っ直ぐ持ってきたのに』と悲しそうなトモさん。
ヨッパライって素直だね～
深夜にも係わらず、お土産の握り寿司をいただく。
お寿司なんて久しぶり、美味しかったぁ
１貫食べるたびに『美味いか？』と聞くトモさん。
貧しい家庭の子供が始めてご馳走を食べて親に聞かれているような風景だ
そういうトモさんはハミガキ味のアイスクリームを食べてるし
とにかく、不摂生な夫婦である

子供の頃、父が酔っ払って帰ってきた時もつぶれたお寿司を持って帰って来て
叩き起こされた事があった。
でも、嬉しいんだよね～ヨッパライが買ってくるお寿司。
潰れてても、固くても美味しかった気がする
トモさんは父親になってもこうやってお寿司買ってきて、子供を叩き起こすのだろうか
嫌われないといいけど…
私の子だから大丈夫かな～