28年1月末から大沼公園、支笏湖、然別湖を巡り、函館市内を見物した。
ピンクの雲を纏った北海道駒ヶ岳が奇麗に晴れ上がった空に映えていた。
以前泊まった宿が休業中で、近くのペンションに泊まったが、これが良かった。静かで、きれいな部屋、美味しい食事、窓からは鳥やリスが朝食を採りに来て居た。
大沼公園は沼が全面凍結し、氷を切り出し、2月のフェステイバルに備えていた。
ワカサギ釣り、雪下ろしが見えた。
公園内を歩き、橋の陰が何故か気になった。
次の日支笏湖を目指した。JRへの乗車時、降りる人と乗る人がぶつかり、乗り口を求めて走った。
支笏湖は3湖の中で唯一不凍湖で水辺が見えた。
丁度、氷濤祭が行われており、大勢の人々が集まり、氷の柱、造形を楽しんだ。
海外からの観光客が増え、休暇村のホテルは満杯だった。
翌日、然別湖を目指したが、千歳駅-新得間は多勢の外人客で例年空いている特急列車が満席で一時立つ必要があった。
新得からはホテルのシャトルバスでゆっくりと50分の走行を楽しんだ。
ホテルの前は全面凍結した然別湖で、氷の御殿、温泉、お酒の飲める氷のバーなどがあり、スノーモービルでの湖上走行を行っている人も居た。
今年は雪が少ないと地元の方は言うが、外は流石にキーンと肌を刺すように寒さだ。
曇り空の中、小さな吹雪があり、太陽も顔を覗かせた。
湖上では多くの人々が散策していた。
アンパンマンも居た。
ホテル前のトンネルからバスが飛び出して来た。
ホテルでは外国観光客が多く、従業員も外国人を雇い、彼等と客は話が出来たが、日本人は料理の事を聞いても判らないと言われ、外国に居るような錯覚を覚えた。
翌日、函館まで南千歳から指定席が取れず、グリーン席を確保した。従来と比べ、多いなスーツケースを持つ個人的旅行客が増え、JR車両も再検討する必要がある様に思った。
グリーン車は3席x7列の座席数でゆったりとしていたが、そこまでは必要ないが、現行車両の席数を検討すればもう少しゆとりが出ると思う。
函館は雪がちらつくが、太陽も顔を出す不安定な日だった。
元町界隈は静かだった。
雪の中、車を出すのは難しく、何度か前進、後進を繰り返していた。
学校、教会等キリスト系の建造物が多い。
街中を歩くと雪の降る中、古倉庫が有ったり、蒸気で融雪した道路が黒く見え初め判らなかった。
マンションの部屋別のポストらしいが、今は廃墟と化して居た。
北海道も徐々に変わって行く様でした。