保護して20日経ちました。
ご飯が食べられない時も。
そこが暖かいことわかったんだね。
この子はふかふかを知らない子。
調子がいい時、悪い時
それはこの子の表情でわかります。
慢性腎不全の詩音はおしっこがたくさん出ます。
ペレットタイプのトイレ
トイレシートは朝晩2回替えますが
毎回溢れそうなおしっこの量。
その為、詩音のおしっこは薄い薄い色。
いろいろたくさん試しました。
調子がいい時はガツガツ食べてくれました。
そんな姿を見ていると
このまま回復していくんじゃないかと嬉しくなりました。
抗生剤といっしょに注射器で口へ入れます。
絶対嫌なんだろうけど
まるで詩音は私の気持ちがわかっているかのように
毎回嫌がらずに飲み込んでくれました。
病院へ行って生きるか死ぬかになった詩音。
ステロイドで一気に調子が悪くなり
この子は病院も薬も受けつけていないんだ。。
もう病院も薬もやめようね。
詩音の苦しそうな姿を見てそう決めた。
詩音、どうしたら楽になる?
私に何ができる?
私に寄り添う詩音を前に
毎日毎日考えていました。
このままでいいのか?
慢性腎不全
エイズ、白血病ダブルキャリア。
毎回思い出すのが院長先生の言葉。
「食べれると言うことは
今詩音を苦しめているのは腎臓でもキャリアでもない。
治せないそのどちらかが原因なら全く食べれない。
まずは脱水と貧血を取り除けば
詩音はまだまだ生きられる可能性がある!!」
その度蘇るあの日の詩音。
体温はどんどん下がり冷たくなっていく。
奇跡的に回復したけど次はもうない。
院長先生と何度も話をしました。
ご飯が少し食べれても
お水を好きな時に好きなだけ飲むことができても
水分、栄養、全く足りません。
このままどこまでいける?そんな時何故だかふっと思い出したことがありました。
2年前保護したこの子のことを。
*心音(ここね)*♀
詩音と同じ貧血だった。
そしてこの子もダブルキャリアです。
その時の記事を見てみる。
貧血が酷くて同じようにステロイドを投与している。
そして同じように
調子が良くなったり悪くなったりを繰り返しいる。
ご飯も薬が効いて食べて
ご飯も薬が効いて食べて
薬が切れてくると食べなくなり
それを繰り返して良くなっていったんだ!
同時期に院長先生は言いました。
院長先生「あれからずっと詩音のことばかり考えているよ。
どうしても薬が合わないとは思えない。」
保護して1番最初に病院へ連れて行った3月20日
その日もステロイドを投与しているけど
帰ってから調子は凄く良かったんです。
ステロイドがダメならその日おかしくなっていたはず。
2回目のステロイド投与で死ぬか生きるかになったのは
病院で点滴をする際
暴れたからではないかと院長先生は言いました。
2回目は少し元気になっていた為
奥の処置室で点滴
その時暴れる詩音を3人ががりで抑えて点滴したと言う。
貧血が酷い詩音は血がひいてしまい
ふらふら状態になってしまったという結論。
もしもそうだとしたら薬が切れる週末ぐらいから
ご飯を食べなくなる。。
本来なら熱を測り
血液採取で血液検査。
そんな余裕もないのですぐに点滴
一生懸命名前を呼び、頭を撫で
あっという間に終わりました。
この日黄疸が出ていると言われる。
おしっこが今までより少し黄色になっていたことも
耳や目が黄色になっていたことも
私は気づかなかった。。
表情もとてもいいです。
まだまだ波はあるし
たくさん食べることはできないけど
食べれるものも増えてきました。
私はまだまだわからないことだらけで
全然ダメで。。
そんな私の気持ちもあなたはわかっているのかな。
こうして後追いしてくる詩音がとても可愛い。
本当に嬉しかった。
それはあなたの表情だけではなく
あなたが初めてここへ来た時の
旦那さんの言葉を思い出したから。
旦那さん「新しい子?」
私「この子ダブルキャリアだった。」
旦那さん「俺の部屋だな。」
そう、旦那さんの部屋には。。
右*翡翠(ひすい)*♀
この2頭は白血病キャリアです。
心音は2年、翡翠は3年我が家にいます。
2頭共に元気です。
それから。。
気が付くといつも詩音の毛がいっぱい。
最初は何とも思わなかったんだけど
取っても取ってもこんな状態。
これはね、私がいない間に息子が
ブラッシングしているんです。
きれいに洗ってあげることもできません。
少しでも綺麗にしてあげたくて
息子がせっせとブラッシングしているんですね。
ぼこぼこでごわごわだった毛
まだまだ汚れて毛艶も良くはないですが
こんなにも変わったんだなぁと思いました。
こうして詩音と少し寝てしまいます。
それが最近の日課。
すーすー寝息を立てて
それは気持ち良さそうに熟睡。