出会い、保護、抜歯、胃の洗浄
入退院を繰り返し、やっと落ち着き
家猫生活にも慣れたりおん。
なかなか他の猫と
仲良くなれないりおんでしたが
「エツ」には特別で
しっぽピーンで自分からスリスリ。
そんな平和な日常が
続くかと思っていた矢先
りおんにヨダレが出始め
ご飯を食べなくなりました。
ステロイド治療をして
なんとかヨダレは止まり
ご飯も食べられようになりましたが
薬が切れるとまたヨダレが出る。
その繰り返しで
定期的なステロイド治療が必要でした。
りおんはエイズ陽性。
エイズの子は免疫力や抵抗力が低い為
ちょっとしたことも
命取りになる場合があります。
ステロイドは強い薬なので
長く使いたくない。
それでも治療をやめれば
またヨダレが止まらず
ご飯が食べられなくなる。
そうこうしているうちに
貧血がどんどん進行していき
とうとう輸血をすることに。
そこからはあっという間でした。
酸素が足りなくなり酸素室へ。
ご飯も食べられなくなり
痩せて力が無くなっていく。
そしてとうとう…
10月11日りおんはお空へ。。
りおんを保護して1年と6か月。
完全にKに心開くことがないまま
たった1年と半年で逝ってしまいました。
もっと時間がほしかった。
でも、最後にKが面会に行った時
りおんは初めてKにお腹を見せ
頭を撫でたら顔を擦り寄せ
スリスリしてくれました。
あれは最後の挨拶だったの?
もしかしたらりおんは
Kに心を開いていなかったのではなく
どう接したらいいのか
分からなかったのかなって
最近になって思います。
りおん、あなたの短かった猫生
決して幸せではなかったけれど
最後にあなたに居場所ができたこと。
「りおん」という名前で呼ばれたこと。
大好きなエツがそばにいてくれたこと。
それだけでも幸せだったと…
あなたは言ってくれるかな。
りおん私の元に来てくれてありがとう。
完
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