ねこネットあま

あま市某所TNR ③

午後1時、にじのはしスぺイクリニックさんのバス到着。

バスの駐車スペース、電源、水、トイレ(先生の)があれば

一般の住宅にも来て下さいます。

電源を繋ぎ、水を用意し

先生たちが手術の準備をされている間に

私達は用紙に1頭ずつ

①性別

②毛色

③耳カットをするかどうか

④レボリューションをするかどうか

⑤ワクチンをするかどうか

⑥血液検査をするかどうか

書き込み、ケージ(保護器)に貼ります。

メス→性別不明→オスの順番に

手術を受けます。

2頭ずつバスの中へ。

いよいよ手術が始まりました。

まずは助手の?先生が、麻酔をかけ

お腹の毛を剃ります。

そして先生にバトンタッチして

いよいよ避妊(去勢)手術のスタートです。

おおよその時間はメスで40分ぐらい。

オスで20分から30分ぐらいでしょうか。

妊娠している子はもう少し長く掛かります。

今回、性別の分からない子がほとんどだったので

時間が掛かっていると、メスだったんだ~と。。。

1頭が終わると、ケージに入れて返してもらます。

そしてまた1頭、バスの中へ。

1頭は手術、1頭はバスの中で待機。

その繰り返しです。

順番待ちの子たち。↑

術後のネコたちはまだ麻酔がかかっているのでこんな状態。

しっかり覚醒するまで私達が見守ります。

目の開いたままの子もいます。

5分もすると身体がびくびくと動き出し

立とうとしますが、フラフラしてなかなか立てません。

もう数分経つと、意識がしっかりしてきて

完全に立ち上がります。

麻酔が完全に覚めた途端に、元の野良さんに戻り

またシャーシャーと威嚇し始めます。苦笑

術後はあまり興奮させてはいけないので

覚めたことを確認後は、ケージに毛布を掛け

カイロを中に入れ、温かくして1晩置きます。

本当は室内に入れてあげたいところですが

全頭置き場所がなく、車庫で我慢してもらいました。

この日、すべての手術が終わったのが

午後6時半頃だったので

5時間半掛かった事になります。

先生たちが帰られる頃は

外はもう真っ暗で

またあま市から岐阜まで長い道中

運転で・・・

とてもお疲れだったと思います。

本当にありがとうございました。

翌朝、ご飯をあげて

とても暖かい日だったので

オスから先にリターンしました。

完食した子もいれば

まったく食べていない子もいました。

全員をリターンし、保護器とケージを洗い

毛布を干し、ひざ掛けを洗い

長かった4日間が終わりました。

ただ、正確にいえば

実は、2頭

まだ捕獲出来なかった子がいて

後日捕獲し、動物病院に連れていったので

13頭すべて終わったのは3日後。

捕獲期間も入れて長い1週間でした。

 

これで あま市某地区のTNRは 一応終わりました。

13頭中メスは8頭でした。

これでこの春 この場所での

不幸な出産は かなり減ると思うと

大変だったけど やって良かったです。

ただ リターンする時に いつも感じる

この切ない気持ちは なんなのでしょう。

みんな険しい顔をして

イカ耳で

毛はバサバサで

怯えた目をしている。

一度も抱っこされた事もなく

撫でられた事もなく

暖かい部屋の中も知らず

冷たい雨の日も

底冷えする冬の夜も

民家の軒下や片隅で

怯えながら過ごしていると思うと

胸がいっぱいになります。

すべての子を 保護してあげられたら

どんなにいいかと いつも思うけど

それが出来ないのなら

せめて 厳しい外で

生きていかなければ ならない猫たちを

1頭でも減らす為にも

TNRは必要なんだと

自分たちに言い聞かせています。

にじのはしスぺイクリニックさんのInstagram

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