2017年度(29年4月~30年3月)の
決算報告をさせていただきます。
皆様には、平素からご支援していただき厚くお礼申し上げます。
最近は愛知県はもとより
遠くは北海道や関東関西など
多方面からのご寄付ご寄贈を賜り
また匿名の方からの過分なお心遣いなど
本当に有り難く、私共の活動は
多くの皆様の善意と応援で支えていただいてます。
お陰様で、2017年度は254匹の猫を
新しい門出へ送り出すことができました。
動物管理センターから離乳前に預かり育て
譲渡した猫は66頭(70頭預かり4頭死亡)に及び
殺処分ゼロに向けて
大きな一歩を踏み出したと言えるでしょう。
子猫だけでなく、過酷な環境を懸命に生き抜いてきた
決して幸せではなかったであろう大人猫も
多くの方が目を向け、譲渡会にも足を運んで下さり
たくさんの成猫さんがおウチ猫になれました。
一方、行政が原則として犬猫の引き取りをしなくなってから
遺棄される猫が年々増えてきたように思えます。
高齢者の多頭崩壊や、飼い主のいない猫達への相談も
日常茶飯事となりました。
産まれた命が遺棄されたり、殺処分されたりすることのないように
住民同志が猫を巡ってトラブルにならないように
飼い主のいない猫たちのTNR活動=地域猫活動を
さらに進めていかなければならないと思います。
この一年間たくさんの保護猫と関わり
不眠不休のお世話の甲斐もなく
虹の彼方に見送った子達。
入院治療や手術で一命をとりとめた子達。
そしてほんの少しの時間差で救えた命
救えなかった命等、厳しい運命の別れ道に
安堵の涙と悲しみの涙が
交錯した日常でもありました。
そんな過程を経ながら、手塩にかけて育てた子達を
温かいご家庭へ送り出した際の
満ち足りた幸せ感があるからこそ
哀しみや淋しさ、喪失感を埋めてくれ
次のステップへと踏み出せるのだと思います。
少人数の組織で、それぞれがたくさんの先住猫を
抱えながらの活動ですので、救える命はほんの一握りです。
でも「誰かがやらなければ!」という一念が後押ししております。
皆様に温かく見守っていただきながら
預かりさんやミルボラさんのお力をお借りしながら
今後も命の重みを啓発しつつ
活動を進めて参りたいと思います。
一年間のご支援、ご厚情に心より感謝申し上げ
お礼のご挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
ねこネットあま 一同