退院し、歯周病が酷い上2本の歯を抜いた詩音は
今までで1番いい表情をしていました。
https://blogs.yahoo.co.jp/k_masuminami/15984875.html
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ご飯もしっかり食べ
私に甘えます。
これが詩音の甘え方。
体の1部で私の体温を感じている。
調子がいい時はジャンプをして
私の顔にスリスリしてくれます。
今までこんなことはなかったです。
たくさんではないけれど
凝縮したかけがえのない時間。
ずっと寝てた?
食欲
顔色
おしっこの量
週2回の通院。
食欲も元気もなくなっていきました。
顔も真っ白です。
貧血が進行している証拠。
数値は一桁もないだろうと院長先生は言いました。
それでも病院で点滴をした後は
少しだけどご飯を食べました。
薬がだんだん効かなくなってきている。
いい匂いに釣られ
鳴いて欲しがっているんです。
それでも食べることを体が拒否します。
夏バテのように怠そうな感じ。
このまま点滴を続けるのか?
どこでやめるのか?
詩音にまだご飯を食べたい意思があれば
生きようとする力があれば
私は病院へ行こうと思いました。
帰った時の詩音の様子で決めよう!
おうちへ帰ると赤茶の液体を吐いていました。
詩音君、そばにいるからね。
そこから詩音の表情はどんどん変わっていきました。
名前を呼ぶと顔を上げ
その時だけいつもと同じ詩音の表情になる。
私はただ、頭を撫でてあげる事しかできません。
こっちへ走って来ました。
私の横で私にくっついている。
その後しんどいのかすぐに他へ移動しましたが
今思えばこれが最後の詩音の愛情表現だった。
詩音、あなたは一人じゃないからね。
日付が変わった今日詩音はゆっくり息を引き取りました。
穏やかな表情。
眠っているようです。
撫でると鳴いて起きてきそう。
詩音と過ごした時間
3か月と3週間
もう少し一緒にいたいと思ったあの日から
おいしいものをたくさん食べさせたいと思ったあの日から
詩音は本当に底力を見せてくれたと思います。
詩音君、詩音君の好きなもの
たくさん買ってあるんだよ。
あなたに優しい詩がいつまでも響きますように
そう願いを込めてつけた名前*詩音*
私はあなたに優しい詩を届けられただろうか?
その答えはあなたと過ごしながらわかっていきました。
優しい詩を届けてくれたのはあなたでしたね。
詩音を保護した場所。
詩音にご飯のお世話をしてくれていたTさん。
詩音が亡くなったことをメールで報告します。
私「日にちが変わった今日、詩音亡くなりました。
眠ってるみたいに安心した表情です。」
Tさん「たま、詩音は最初の飼い主さんが亡くなるまで
幸せだったと思いますが
野良ちゃんになった後はMOMOさんと出会って亡くなるまでが
かけがえのない幸せな時間だったと思います。
ご飯あげたり、口を拭いたりしかできなかったので
MOMOさんにはただ感謝のみです。」
私「詩音は元々飼い猫だったのですか?」
Tさん「そう聞いてます。
うちから東へ2本行ったおうちで
おばあちゃんと暮らしていたそうですが亡くなって
家族がおうちは片づけたけど
詩音は連れて行かなかったとか。
私が引っ越して来た時にはすでに野良ちゃんでした。」
号泣でした。
だから詩音はあんなにも人に馴れていて
おうちにも馴染めたんだ。
詩音、辛かっただろうね。。
寂しかっただろうね。。
もっと早く出会いたかった。
Tさん「詩音の声も聞けず、間に合いませんでしたが
詩音の好きだったちゅーるを届けたいです。」
私「ありがとうございます。
短い時間でしたが出会えた私が幸せでした。
今日午後から埋葬してお骨を頂いてきます。」
Tさん「詩音という名前をつけてもらって
埋葬までしてもらえるのは本当に幸せですね。」
私「家族ですから。
詩音はもう一人ではありません。」
Tさん「詩音は野良ちゃんで最後を迎えてないので幸せですね。
MOMOさんが出会えて幸せと言ってくれてますが
詩音はそれ以上に感じてると思います。」
Tさん、ありがとうございました。
Tさんがいなければ詩音の命は繋がらなかった。
私と出会うこともなかったです。
これが1番綺麗だと思った。
情熱の真っ赤なバラ。
詩音君
ありがとう。