ねこネットあま

猫のはなし・ゾネ

活動のお知らせと備忘録のようなブログでしたが
最近ちょっとだけ見に来て下さる方が増えた…
ような気がします。
たいした更新のないところで申し訳ないです。


先日の譲渡会で一応正式譲渡が決まりましたゾネさんはモモちゃんになりました




昨年7月9日 捕獲
見渡す限り田畑の中に、散歩で通る人が餌をばら撒いていく感じの猫の生息地があり、いちばん空き皿が飛んでくるのがうちの田畑。(田舎者です…)
捕獲器をかけて見守っている間に入りました。

ドライ、缶、牛乳を毎日置きに来る人に聞いたところ
少し前に、1日で3匹仔猫が殺されたけどこの猫の仕業
憎たらしいけどご飯をやらないことも出来ない
他の猫は全部追い出されてしまって、いなくなっちゃった…

とのこと。
顔も体もケンカ傷だらけで、アレルギーで唇が縮んでしまっている。
腹が出ているから、妊娠している。
可哀想だけど既に生まれた仔猫の為に不妊手術をお願いすることに。

でも捕獲した次の日、非常に大人しい性格でベタベタ甘えてきて驚きました。そういう子だったの…
アマゾネスのゾネって名前付けてしまったのに


不妊・堕胎手術後
この時は愛知・地域猫応援団様と、公益法人どうぶつ基金様
ゴールゼロ/moco動物病院様のお世話になり、
堕胎した5匹は畑に埋葬して線香あげさせてもらいました。
うちを経由した猫はみんな行く所です。
今年はそこに生えた菜ばなをたくさん採りました
わりと食物連鎖として成り立ってる感じです。

基本的には食べ物に困らないところはリリースしていますが
堕胎が申し訳ないのと、猫コロニーの和が乱れるので
うちでずっと保護することに。
アレルギー持ちの成猫をもらってくれる人はさすがにいないだろうとなんとなく思っていました

しかしこんなに大人しい猫が仔猫を殺すのだろうか?
と同じ頃に保護した仔猫をチラ見せしてみたら、私の子!!と大狂乱。隣のゲージに入ろうと爪まで剥がして手が血まみれになってました。
慌てて動物病院に行って血液検査をしてみると、
出会った時はケンカ傷が多くてぼろぼろだったけど、
エイズも白血病も陰性判定!!!よかったね!(7月16日)


その日から子育ての毎日が始まりました。
半年近く、うちに来る全ての仔猫に母乳を飲ませてくれ、尻を舐め、仔猫どうしのケンカを仲裁し…
おかげさまで昨年の仔猫ミルク代は0円でした。
何ともありがたかったです。
仔猫のほうが先にシャー言うけど、ゾネさん「ホレ飲め!どや飲め!」みたいな感じでドデーンと腹を見せて、抗えきれない子猫が乳に吸い寄せられてしまうのが微笑ましいです。哺乳瓶で飲ませたり洗ったり、誤飲に注意するのも大変ですからね…

そして年末くらいには子猫達はほぼみんな譲渡先が決まり巣立っていきました

ただアレルゲンの特定は出来ず(猫はアレルギーテストとか確立されてないそうで)
食べ物があって抱っこしてもらって暖かければそれだけで幸せ!という性格でも、その食べたい!という欲求だけが突出していて、子猫を押しのけても置いてあるもの全部食べてしまう癖があり、再びゲージに戻してもまた爪から血が出るまで床を掻いてしまう、猫が常に15~20匹いるうちではどうやっても管理が難しくて、目を盗んでは食べ残しを平らげて、投薬で抑えたアレルギーが再発してしまう日々でした。
最近は足に出て、ジクジク膿んでしまったことも。

それでも本当に大人しくて猫も人も嫌わない性格なので
賑やかしに譲渡会には参加させていました。
それが、大人しい性格を好きになって下さった方がいたんです!!

私は原則としてお届け限定としているんですが、
一日も早く一人っ子にして食事制限をしたかった気持ちがあり、
よく知っている場所で近いこと、
元々ご連絡頂いていた方で紹介者が信頼できる方だったこと、
ゲージごとお預けしてゲージを引き取りに行く時改めて正式譲渡とさせて頂くお約束をして頂き、連れて帰って頂きました。

4月6日にゲージを引き取りに行き、うちにいた時のように縁側でくつろいでいるモモちゃんに会いました。
「こんな大人しい猫はじめて!」と言って頂けて、好きになってもらえて本当に嬉しいです。今年くらいから子育てが終わったら少し子供返りしたところがあり、遊ぶことも思い出していたので今度またおもちゃの差し入れしたいな~と思ってます。



慌しかったから全然行けなかったけど、モモちゃん宅近くの公園でやっとお花見ちょっと寄りました


ここも捨て猫がとても多くてずっと気になっています。久しぶりに来たら看板ができてました。


看板があっても猫はいました。

コメント一覧

管理人
ご来訪ありがとうございます
どらみさん、mixiのほうではご無沙汰してしまってすみません…
なかなか落ち着く暇も無く、悩み事が増えるばっかりの慌しい毎日です。
でもこうやって、厳しい野良生活をしていた猫の
穏やかな顔を見ると、ほっとします。

何十年も同じ所に送っていたんですが
最近は火葬しようと思ったものの、いつも亡くなった次の日
が友引ばかりで、火葬場が休みというのあったりします。
やっぱり土に還ればいいかと思い直しました。

公園猫は市外なのでまだ手を出せないでいます。
この地域の仲間が欲しいところです。

また機会がありましたら色々お話できたらいいですね~!
どらみ
おつかれさまです。
また見に来ました(^^)

ゾネちゃん。女であり母であり、猫であり。
文頭ハラハラしながら読んでいましたが、
今では穏やかに暮らしているみたいですね。良かったです。

屍は土に還るもの。正論だと思います。
あ、でも私の場合成猫は火葬場に行きますっ
理由は、なんとなくで。
私の地域の仲間は皆そうやって天に召されております。

「野良猫にエサをあげないで」
私の地元でも、チラシなりで見かけたことがありますが
いつも思ったのが、
その前にすべきことがある、ということ。

食べるものがなければいなくなるだろう、
その自己中な考えに納得いきません。
今そこにある、食べられなくなった命のことを何故見つめないのか、
食べられなくなれば飢えに苦しみ、彷徨うことになるのです。

理不尽なことだらけ。
でも、手を止める暇もありませんよね。
私も自分なりに頑張っております。
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