http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170307k0000m030078000c.html 

【ワシントン山本太一】トランプ米大統領が昨年の大統領選中に当時のオバマ大統領に「盗聴された」と主張している問題で、米メディアは5日、連邦捜査局(FBI)のコミー長官が司法省に対し、トランプ氏の主張を公式に否定するよう求めたと報じた。オバマ氏も完全に否定しているが、スパイサー大統領報道官は、前政権が選挙に不当介入しなかったか議会に調査を求めるとしており、新旧政権間の対立は激化する一方だ。

 オバマ前政権時に就任したコミー氏は、トランプ氏が根拠を示さないまま4日にツイッターで「盗聴された」とオバマ氏を非難した後に司法省に要請。大統領が米国市民を対象にこうした盗聴を命令するのは違法だとして、正しい説明をするよう求めたとみられる。

 また、前政権の国家情報長官だったクラッパー氏もテレビインタビューで「大統領候補や当選した大統領、選挙に対する盗聴活動は一切ない」と述べた。

 スパイサー氏は5日、前政権が「行政府の調査権限を乱用しなかったか議会に調査を求めている」と発表した。下院情報特別委員会のニューネス委員長は「政府が、選挙陣営に対する監視活動をしていたかどうかを調査する」との声明を出した。

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ジェフ・セッションズ米司法長官のウソを棚に上げ司法長官を続投させるトランプ大統領。

そのウソを消すかのようにトランプ大統領は、今度はオバマ前大統領に盗聴疑惑を主張し始めた。

提起された問題の核心から視点を逸らす手法、これは責任転嫁の常習犯たちの常套手段ですね。

そしてジェフ・セッションズ米司法長官、今回の自分がついたウソだけでなく、もう一つ窮地に立たされることになった。

コミィFBI長官は、司法省にオバマ前大統領にかけられた盗聴疑惑について、大統領が米国市民を対象にこうした盗聴を命令するのは違法だとして、正しい説明をするよう求めたと報じられています。

司法省の最高責任者は渦中のセッションズ司法長官ですね。

セッションズ司法長官は、政権発足前にロシアとの接触したのにも関わらず、接触していなかったと議会で嘘をついていたことは全国民に周知されている中で、この局面において、例えば司法長官が世間一般の常識や社会的信用を得ているオバマ大統領本人の主張を覆す説得力は無に等しいでしょう。

社会的信用を失ったウソつきが、国民に真実を伝えることは不可能です。

ここでセッションズ司法長官がどのような判断をしても混乱しか生み出さない。混乱や分断をこれ以上生み出してはならない、という世論も動員され司法長官は続けることはできない…という流れ。

この局面、コミィ長官側の頭脳勝ちになるのではないかと思います。コミィ長官が言うように、確かに司法長官は国民に正しい道を示さなければならない。そういった意味において、セッションズ司法長官は米国の司法長官としては不適切ということになるのです。

 

【裁かれる嘘と裁かれない嘘】

この世界では全ての嘘が裁かれるわけではありません。この宇宙文明において、実は裁かれる嘘と裁かれない嘘があるのです。

裁かれる嘘とは自分の利益を優先し、保身で自分に物事を有利に進める過程において犯した罪、低い波動エネルギーのことです。その学びを通して魂は神の愛を知ります。

そしてスピリチュアルな生活の中から気づいた裁かれない嘘とは…

それは神性なる愛の行為のことです。自分の利益よりも他や全体の利益を優先してついた嘘。これは高次元宇宙においても裁かれることはなく、むしろ自己犠牲愛として徳を積む行為になるのです。

トランプ大統領の部下であるセッションズ司法長官がついた嘘は、米国全体や世界の利益を優先した嘘ではなく、明らかに保身による嘘ですね。

民主党は、トランプ大統領が速やかな政権運営を妨げる作戦でトランプ政権を追い詰めています。これまでのところ民主党の作戦はかなり上手くいっている様子です。

これでセッションズ司法長官が辞任となると、トランプ大統領は一段と厳しい立場になるでしょう。

トランプ流がどこまで通用するか、ここは見どころですね。

 

 

 

 

あるがままで