ご心配下さった方、応援して下さった方、そうでない方も含め
皆様、ありがとうございました。
あいにくの天候で心配しましたが
会場に着いたサミーからの電話ではテンション高く
風船がいっぱいでお祭りみたいや~と。
ただ、マラソン初心者というかド素人のサミーが心配で
体調が悪ければ、無理なら棄権してもいいとからと強く言ったけど、
本人はとにかくゴールすることが目標で私の話なんて聞いちゃいない(苦笑)
生放送を見て、男子のスタートを見た時はもう涙、涙。
こんなたくさんの人の中で一人で頑張ってるんだ~と思うと
応援に行けなかったことを後悔。
テレビには映らないけど、facebookというサイト(ツィッターみたいな)で、
ゼッケン番号を入れると現在地が確認できるので、
早速ゼッケン番号を入れると、9時45分スタートだけど
サミーがスタートしたのが54分。人数多くてスタートラインに立てたのが
9分後なんだなぁと確認。
しかし、その後は全く距離が出ない、1ミリも進んでない。
きっとネットが混んでるから、表示できないんだわぁと思ってたけど
だんだん心配になり、ゼッケン番号のサミーの前後の人を検索したら
ちゃんと5キロとか進んでる。サミーだけまだ0地点。
もしかして混雑して、将棋倒しになって怪我でもしたんじゃないかと
もう気が気じゃなくて、心配しすぎて不整脈が出る(涙)
梅子だけは冷静で「そんなん将棋倒しになってたらニュースになってるって」と
いたって普通。そう言われたら少し、そうかなって思ったりして。
きっとICチップの故障か何かだわと自分に言い聞かせて
でもスーツケースの準備なんかしたり挙動不審な私
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
2時間後にやっと出た距離が、15キロ地点。
「は、走ってるよぉ~お父さん!」と3人で絶叫、半泣き。
後はとにかく祈るのみ、雨の中寒いだろうなとか、脚は痛んでないかなとか
祈ることしが出来ないのがつらいけど、とにかく祈る。
テレビではもうトップがゴールしてるけど
まだまだ半分も行ってない地図と距離を見ながら、祈る、ひたすら祈る。
25キロ地点で距離が止まって、1時間半以上25キロ地点そのまま。
20キロ以上も走った事ないもんなぁ
仕事が忙しくてここ一カ月は走ってなかったもんなぁ
ご近所のランナーさんは「いきなりロンドンマラソン?無謀すぎる」って
言ってた言葉を思い出して止めなかった自分を後悔したり。
マラソンなんて一生しないだろうと日本にいる時は言ってたサミーだから
きっと体力の限界が来たんだろうな、辛いだろうなと思うとまた涙。
ゴールする事が目標だから、きっと無理してるだろうなぁと涙。
梅子はあっさり「リタイヤしたんちゃう?」なんて事をさらっと言う。
そ、そんな。。。どうやって慰めたらいいんだろう。。。
そしてスタートして5時間後、36キロ地点に動いてたっ
「ギャーーー、お父さんがんばってるよ!走ってるよ!」
もう瞬子と泣きそうになりながら、祈る、ひたすら祈る。
「このまま行けば6時間以内にゴール出来る、出来るで!」と大興奮。
もうとっくに限界を超えてるだろうサミーに
「頑張れ、頑張れ、頑張れーーー」と画面に向かって声援
まさかこんなに頑張ると思ってなかったし
まさかこんな凄い人だとは思ってなかったので、すでに感動の嵐(笑)
そして41キロ地点で5時間35分。
ラストスパートで行ける、行ける、とにかく祈る、叫ぶ、祈る、叫ぶ
なのに画面表示は41キロ地点で止まったまま。
すでに6時間を超えても41キロ地点で止まってる。
瞬子と二人でしばし無言になる。。。
「きっともうゴールしてるよ、大丈夫、大丈夫、よく頑張った」なんて言いながら
やっぱり心配、ランナーズハイで倒れてないかな、命だけは助かって欲しい、なんて。
6時間10分後にやっと
「FINISH!」の表示に瞬子と抱き合って喜びました。
画面表示も5時間56分でゴールしてた!
良かった~ほんとに良かった、こんなに感動するなんて。
人間の可能性って限りがないんだなって思ったし
自分で限界を決めたらダメだなぁと思いました。
今朝、サミーからのメールで
「たくさんの応援ありがとう。本当に良い経験が出来ました。
全く素人の僕でもなんとか完走できました。
かなりきつかったけど、日本に残って頑張ってくれてる家族のために、
会社で単身で頑張ってくれてる社員のために
可能性を見せたくて頑張りました。また一つ夢が叶いました。
また次の目標を見つけます。」
読みながら涙、涙、なんだか私の知らないサミーがそこにいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
離れていても、6時間、家族はきっとひとつになってたんじゃないかなぁと
胸が熱くなりました。
ありがとう、ありがとう。