さて、興味のない方も多いかと思いますが
初日の地獄から天国への搭乗のオマケ編です。
カバンも見つかり、滑り込みセーフで乗り込んだANA大阪行き
満席のため、いつもの窓際は予約出来ず
真ん中のブロックの通路側の席でした。
スーツケースを上の荷物入れに担ぎ入れ
コートやお土産荷物も入れて
はぁ〜、ほっとして着席。
あの無一文の地獄の状況から、
一転、夢のような時間です✨✨
飛行機に搭乗するのも奇跡〜
着席するのも奇跡〜
大袈裟過ぎますが、15分前の私にとっては
奇跡の瞬間の連続です✨✨
そして隣の席の方がチラッと視界に入ります。
(タイミングが合えば軽く挨拶する私ですが)
ん??
こそっと左目だけでチラ見を二度ほど
んん?
どう見てもANAの制服を着てらっしゃいます。
頭の中はクェッションマークの草原
カバン紛失で脳細胞が半分以上死んでしまったため
思考回路はめちゃくちゃです。
私が、やらかす危険人物だから?
私の付き添い人?
それとも介護者?監視?
色んなことが頭を駆け巡ります。
少し冷静になって
いやいやいや〜
ANAがそんな手厚い対応してくれるだろうか
きっと訓練か何かだよね?
んー、色々考えますが
行き着くところ〜
CAさんと相席出来るなんて♡♡
こんな機会ないわ〜♡むふ
ジャニーズの隣に座る機会と同じくらいの確率じゃない?
めっちゃラッキーやん♪←なにが?笑
根っからポジティブ思考ビンビンな単細胞はまだ健在
CAさんは話しかけにくいオーラ全開でしたが
思い切って、小声で話しかけました。
「あの、大変失礼ですが〜
今、訓練か何かですかぁ?」
すると素晴らしい絵に描いたような笑顔で
「はい、この後の伊丹空港発の飛行機にて
搭乗勤務致しますので
伊丹まで便乗させていただいております✨」
なーーるーーーほーーーどーーーー
納得したけど、どうして制服着てるのか聞くと
すぐにフライトがあるので、このままだそうで。
この飛行機に乗ってる時も給与は発生しているとのこと。
だからお客様向け会話なんだ〜なるほど!
それにしても全てが美しすぎる日本語で
まるで皇室の方と話しているよう✨✨
私も日本語を教えている端くれ者として質問
「機内での会話は標準語でと決められているのですか?」
「左様でございますね。方言は使ってはいけないことになっております」
ほおおおお、徹底しているね。
私は美しい日本語をオンラインで教えていますが
合間の会話や面白い時は思わず関西弁出たりするもんな。
なんとなく人間味が出ておもろいかなぁと
勝手なサービスですが、笑
そんなサービスはANAには無用らしい。
「素晴らしいですね〜、私は普段標準語で会話してますが
気が抜けると関西弁や沖縄弁が出てしまいます」と言うと
とても優しいCAさんは
「いえ、わたくしも普段は関西弁を話しております。
大阪出身ですので。」
うわー、一気に親近感♡
他にも色々質問攻めしてしまいましたが
追加料金が発生したら困るので
(あるわけないやーん)
私がこれ以上暴走しないうちに
しっかりお口にチャックしました。
飛行時間は1時間もなかったので
映画マイティソーを見たり、
おにぎり2個をむしゃむしゃ食べたり
忙しい時間でしたが〜
その間も隣のCAさんは姿勢を崩さず、
右手の上に左手を乗せて
しっかり前を見つめていました。
そして大阪に到着して
お別れのご挨拶をしたら
CAさんは深々とお辞儀をして
「この度は到着が遅れて大変申し訳ございませんでした」
いえっ、全然!遅れてくれて助かりました!
と言いたいところでしたが、
私も「またお会いできる日を楽しみにしております」
って誰やねん?
みたいな挨拶をしてお別れしました。
さて、関西滞在3日間の日記がしばらく続きます。
引き続き、ご贔屓に!