七夕の再会

今日は七夕ですね～年に一度彦星と織姫が再会する日なんでしょうけど
私は母の入院中同室で仲良しだった９０歳のおばあちゃんに会いに
老人介護施設に行ってきました。

そういう施設に足を踏み入れるのも初めてでドキドキ。
場所もネットで入念に調べて、ケーキを買って車で。。。
大きくて新しい建物で、建物に入るのも警備が厳しくて
受付でチェックされて、誰が誰に会いに、何時入室など記入。
七夕の飾りがいっぱいで、でも割と静かで
受付で教えてもらった部屋までエレベータで。
個室はホテルのようにきれいで、ノックして入ると
前よりもふっくらとしたおばあちゃんが笑顔で迎えてくれました。
とにかくよく喋る喋る～元気そうでよかったなぁと思ったけど
食事も誰とも話さず（同じテーブルは耳が聞こえない人と目が見えない人らしい）
さっと済ませて、あとはずっと部屋にいるそう。
時々スタッフが屋上に行きましょうとか、ゲームをしましょうとか
お声がかかるみたいだけど、とにかくみんな痴呆の人ばかりで
「もう嫌や。。。」と。
そりゃあこんだけしっかりしてたら老人ばかりの間にいるのは
イヤだろうなぁと思ってしまう。
ドラマみたいに多少意地悪なおばあちゃんとかいたら
張り合いがあって楽しいのかもしれないけど、元気な人がいなさそう。
帰りたい帰りたいを連発してるけど、一人暮らしは危険だからと
息子さん達が入所を決めてしまったようで
（階段も上がれるけど、手が少し不自由なのでヘルパーさんに来てもらって
一人暮らしに戻れそうな気もするんだけど）
「姥捨て山やで」とポツリを言って言葉が胸に突き刺さる。
私が帰る時は玄関まで送ってくれたけど、エレベーターも勝手に
乗れないようにセキュリティキーが看護婦さんによってされててビックリ！
私が帰る時に、うっすら涙を浮かべてたけど
何にもできないんだよなぁ、話を聞くだけしかできないんだよなぁ
きっと息子さん達も事情があって仕方なく預けてるんだろし。。。
ちょっと切ない再会でした。