angel stone

☆パワーストーンやスピリチュアルな出来事、森山直太朗さん、B'zの事など…自由気ままに綴ってます☆

いつだってそばにいるよ

2015年11月15日 | ☆ポエムなど…
そんなに哀しまないで
私はずっとここにいるよ
あなたが私を覚えてくれている限り
私はずっとそばにいるよ

あなたが哀しそうにしていたら
私もとても哀しくなるから
どうかそんなに哀しまないで

私の元気をいっぱい送るから
だからほら笑ってみせて
遠くにいてなかなか逢えない時でも
気持ちはいつだって
あなたの元に飛んでいくよ

そしてあなたをフワッと包み込むから
だからもう哀しまないで
私はいつだってそばにいるよ

あなたの笑顔を守りたいから
いつも笑顔で居て欲しいから
だから笑ってみせて
いつもそうして笑っていて
その笑顔を忘れないで

あなたは私の大切な
かけがえのない宝物だから
私はいつだってそばにいるよ

ショートストーリー〝ピエロ〟

2015年10月30日 | ☆ポエムなど…
笑顔を忘れたぶっちょ面の少女は、
今日も何かを求めて歩き続けている。
まるでどこかに落し物をしたかのように。

突然の風に煽られた少女の帽子が、
フワフワと空中を彷徨いはじめた。

行き交う人々は、そんな少女に目もくれず、
まるで存在すらしていないようだった。

少女はますますぶっちょ面になり、
帽子を追いかける。

気が付くと、ひと気のない公園に来ていた。
『ここどこ?こんな公園あったっけ?』
辺りを見渡してみても、帽子は見当たらない。

諦めて帰ろうとした瞬間、背後から声がした。
『お嬢さん、探し物は見つかりましたか?』
振り向くと、ピエロが笑って立っていた。
あの帽子を被って・・・。

『探し物は見つかりましたか?』
『あっ、その帽子・・・』
『いえ、帽子の事ではありませんよ!
 お嬢さんが求めている探し物の事です』

そう言って、いきなりパントマイムを始めた。
あっけに取られていた少女に帽子を手渡し、
色々なショーを繰り広げ、おどけてみせる。

少女は気が付かないうちに笑っていた。

『お嬢さん、その笑顔ですよ!』
ピエロがニコニコ笑顔でそう言うと、
少女は再びぶっちょ面に戻り、こう言った。
『なんでそんなに笑えるの?
 なにがそんなに楽しいの?
 哀しい事とかあるでしょう?
 馬鹿みたいだよ!!』

ピエロはパントマイムをしながら、
『哀しいから笑うんですよ!
 泣きそうだから笑うんです。
 私はみなさんに笑って欲しいから、
 だからこうして笑ってるんです。
 これが私の生き方なのです。
 人はそうして一人一人、
 自分の足で歩いていくものですよ。

 けれど、本当は・・・
 さんざん泣いたから笑えるんです!
 そうしてる内に哀しい事も忘れていきます。
 ずっと泣いていてはいけないのです。
 前を向かなければ!
 
 お嬢さんはもう、探し物を見つけましたね!
 もう分かってるのでしょう?
 決して忘れてはいけません!
 笑顔は大切な宝物ですから。』

そうだった!ピエロの顔はいつも泣いている。
泣いているのに、おどけて見せるのがピエロだった。
哀しいから笑ってみせる。
だから、そんなピエロが少女は大嫌いだった。

でも、今、何かを見つけた気がする。
失くした宝物を見つけた感じ。

その時、又、突風が吹き荒れた。
そして気が付くと、ピエロの姿はどこにも無かった。
『お嬢さん、その笑顔ですよ!』
ピエロの声が、耳元で聞こえた気がした。

『ピエロか~!嫌いじゃないかも♪』
少女は〝くすっ〟と笑うと、元気良く歩き始めた。
前へ前へと真っ直ぐに。
その足取りはとてもとても軽やかだった。

~天秤~

2015年10月28日 | ☆ポエムなど…
互いの愛を形に変えて、天秤にのせてみた

あなたは気付いていたんだね
天秤が大きく傾いていた事に

あなたの愛が大きくなればなるほど
その愛がどんどん重くなっていき
天秤は大きく傾き始めた

私のあなたへの愛は
決して軽かったわけではない
私は私なりの愛であなたを想っていた

その愛は、決して重くはないから
片方がそれに気付かない限り
天秤が傾いてしまうのは当然の事かも知れない

愛の形は人それぞれだけど
愛は、重さではなく〝深さ〟なのだと思う
その事に互いが気付いた時
天秤が傾く事は決してないはずなのだから

互いが信じ合ってさえ居れば
いつまでもバランス良く保つだろう

そう、信じ合ってさえ居れば
いつまでも いつまでも

互いの信じ合う心と心
天秤は全てを知ってるのかも知れない

笑ってみせて

2015年10月19日 | ☆ポエムなど…
キミがしかめっ面をしたなら
僕が面白い顔をして笑わせよう

キミが立ち止まってしまったなら
そっと背中を押してあげよう

キミが涙を流したなら
その涙を宝石に変えよう

キミが喜びに満ちた時
両手いっぱいの薔薇を贈ろう

キミのその笑顔が絶えぬよう
僕がいつまでも見守っているから

だからほら、笑ってみせて

キミのその笑顔を
いつも見つめていたいから
ずっと見つめていたいから

だからほら、笑ってみせて

『きっと願いが叶うから』

2015年10月17日 | ☆ポエムなど…

一番星を見つけた
まだ明るい夕空に
キラキラ輝くお星さま

昔誰かが言ってたっけ?
『一番星を見つけたら
 願い事をするんだよ!』
『きっと願いが叶うから』
私はその言葉を今でも信じてる

瞬きもせず
ひたすら一番星を見つめて
ただ願う
心から願う

一番星が
『分かったよ』とでも言いたげに
キラッキラッと輝きを見せた

『きっと願いが叶うから』
その言葉を信じて

〝素敵な事が起こりますように☆〟

懐かしい香りに包まれて

2015年10月11日 | ☆ポエムなど…
私は空を見上げた

青く澄んだ眩しい空と
ゆっくりと流れる真っ白な雲
心地の良い風が頬をなでる

真っ青な空は心を晴れやかに
静かに流れる雲は真新しい心へと導き
そしていつしか私は目を閉じ
両手を広げて風を感じていた

目を開けると
眩しい太陽が飛び込んでくる
空は相変わらず青く澄んでいて
ゆっくりと流れる雲は
時のたつのを忘れさせてくれる
そこだけがまるで時が止まったように

頬を撫でる風はとても優しく
まるで誰かが風に成り代わり
傍にいてくれてるかのような
そんな確かな温もりを感じていた

風に乗って懐かしい香りが漂ってくる
私の大好きな香り
私の大切な香り

「今日ね たくさん笑ったよ」
「とっても素敵なことがあったよ」

やさしい笑顔で聞いてくれるかな

空を見上げて語りかけよう
そして目を閉じて風を感じよう

懐かしい香りに包まれながら

ふわりふわり

2015年10月11日 | ☆ポエムなど…



どこからともなく、ふわりふわり
空中を彷徨い、ふわりふわり

一つ、また一つ
自由気ままにやってくる
光に反射して七色に輝く
希望を乗せた光の輪

鳥たちは優雅に空を舞い
真っ白な雲はのんびりと流れ
太陽は暖かく照らしている

ふわりふわり
青い空へと上っていく

光の輪は、
時折見えない壁にぶち当たり
バチン!と割れてしまうけれど
また新しく姿を変えて
一つ、また一つ
空へと上っていく

私はいつしかその輪の中に入り
ふわりふわりと空中散歩

行ったり来たりと空中を彷徨い
行く道を間違えては
目の前でバチン!と割れるけれど
また輝きを取り戻し
笑顔でふわりふわり

たくさんの希望を乗せて
七色に輝く光の輪は
眩しい光に照らされながら
今日も道の途中

道なき道を
彷徨いながら
ふわりふわりと上っていく

本当の輝きを求めて
ふわりふわり




じゃじゃ馬

2015年10月10日 | ☆ポエムなど…
こんなじゃじゃ馬に乗りこなせるのは、
世界中で俺だけだ!と彼は得意げに笑った。
彼は、じゃじゃ馬に精一杯の愛情で接し、
必死で乗りこなそうとする。

じゃじゃ馬は、その愛に気付かずに、
好き勝手に右へ左へと激しく動き回り、
彼を振り下ろそうと暴れる。
彼も負けじと必死で踏ん張る。

彼は毎日、溢れんばかりの優しい笑顔で、
じゃじゃ馬に愛を注いだ。

じゃじゃ馬は時折、甘えた顔を見せ、
彼を油断させるが、また暴れ出す。

その繰り返し・・・。

そして彼はとうとう振り下ろされた。
じゃじゃ馬は得意げに〝にやっ〟と笑った。
彼は、せつない表情を浮かべ、
俺には無理だったのかな。と哀しげに笑った。

そうして彼は離れて行った。

彼を振り落とし、得意げだったじゃじゃ馬は、、
彼が居なくなってはじめて彼の愛に気付いた。

じゃじゃ馬は遠くを見つめた。
オレンジ色の夕日にふと気付いた。
影が左右に揺れている。
暖かい夕日が影をそっと包み込んだ。

じゃじゃ馬は歩き出した。
その目からは一滴の涙が零れ落ちた。

「桜の木の下で」

2008年01月17日 | ☆ポエムなど…

あれから13年
まだ13年?もう13年?
まだ生々しく残る当時の記憶

このショートストーリーは去年載せたものだけど、
今日の方がふさわしいと思い、改めて載せます。
あの日を元に作ったショートストーリです。

私が体験したことなどを元に作ったストーリーです。
居なくなってしまった友達や友達の家、見慣れた公園やお気に入りの桜の木など。。
たくさんの思い出が詰まった街並みや大好きだった人達へのメッセージ

良かったら読んでやって下さい。




ショートストーリー 
     「桜の木の下で」



あの日、私の街は消えた
一瞬にして消えてしまった

思い出のたくさん詰まったあの場所も
あの子の屈託のない笑顔も
大好きだった大きな桜の木さえも

みんなみんな消えてしまった
もう二度と逢う事なんて出来ない

あの日全てを失った
私達から奪い去って行った

未来なんてもうないと思った
希望なんて・・・


―4月―
私は大きな桜の木があった場所に来ていた
今は人ひとり居ない静かな場所
なにもない・・・
跡形もなく消えていた

ここが私のお気に入りの場所だった
本当なら今頃は満開の桜

あの日から一度も涙を流していない
涙なんて出ない
もう何もない 
もう何も・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私はしばらくそこに立っていた
どれぐらいの時間が流れただろう?

もう帰ろう…
歩き出そうとしたその瞬間
頭の上で何かがキラッと光るのが見えた
上を見上げると真っ白い風船が!

どんどんこっちに近づいてくる
まるで「取って」とでも言うように
目の前にふわりと浮かぶ風船に
私は思わず手を伸ばした

その時!「パン!!!」と風船が弾けた!

『何?』

すると「ここだよ」
どこからか声が聞こえてきた
辺りを見渡して見ても誰も居ない

「ここだよ」
声のもとをたどってみると
そこには小さな小さな
手の平サイズの女の子が
にっこり笑って立っていた

『これは一体なんだろう?』
キョトンとしてる私には構わず
女の子は話し始めた

「わたし“ノエル”っていうの
 クリスマスのようせい
 きせつはずれのクリスマスプレゼントを
 とどけにきたの」

ノエルはそう言うと上を指差した
『空?』
上を見上げると
空はすっきりと晴れていて
雲は穏やかに流れ
太陽はにっこりと微笑んでいるように
私をじっと暖かく見守っている

すると突然
辺りがパアーッと明るくなった
そして目の前に
大きな大きなクリスマスツリーが現れた!

よく見るとあの大きな桜の木だった
私の大好きな桜の木

ただ違うのは
目の前にある桜の木は
お洒落にライトアップされていて
上にはお星様までつけてもらってる
『可愛い
 本当のクリスマスツリーみたい』

でもあの時のままだった
大きな大きな桜の木のまま

そして
雪のように見えるのは満開の桜の花だった

『キレイ
桜の木との思わぬ再開に
嬉しさと懐かしさが込み上げてきて
いつもしていたように
桜の木にピタリとしがみつき
木の鼓動を感じていた

『生きてる』
確かに今生きているんだね

私はいつしか泣いていた
ずっとこらえていた涙が
あとからあとから流れ落ちた
それはなぜかとても暖かい涙だった

傍で優しく微笑んでいたノエルに
私は感謝の気持ちをたくさん込めて言った
『ノエル・・・ありがとう』

ノエルはつぶらな瞳でニッコリと微笑み
小さな包み紙を差し出した
「これあとであけてね」
そう言うと
小さな小さな手をめいいっぱい広げて
「バイバイ」

『ノエル?』

するとその時
辺り一面 真っ白い雪に覆われた
それは雪ではなく桜吹雪だった

手のひらに舞い落ちた桜の花びらは
ほんのりと可愛いピンク色をしていた

私は桜の花が本当に大好きだった
毎年桜の花が待ち遠しくて
咲くのを楽しみにしていたのに
あの日以来
そんな気持ちを忘れてしまっていた
こんな風に感動する気持ち
感謝する心 笑顔 そして涙

クリスマスの妖精
季節はずれのプレゼント
『ノエル!』

私はノエルを探した
でもノエルはもうそこには居なかった

ふと手に何か握ってる事に気付いた
左手にはさっきの桜の花びら
右手には・・・
そっか!ノエルからのプレゼント
手を広げると
そこには小さな木箱がちょこんと乗っていた

可愛い木箱を開けてみると
それは
桜の花びらの形をしたオルゴールだった

♪僕らはきっと待ってる
 君とまた逢える日々を
 桜並木の道の上で手を振り叫ぶよ
 どんなに苦しい時も
 君は笑っているから
 挫けそうになりかけても
 がんばれる気がしたよ ♪

『誰の声だろう?
 でもとってもあったかい』

そこから流れてくるメロディーは
なぜかとても暖かくて優しい
ふんわりと包み込んでくれるような
そんな感覚

あの日からもう何年も
大好きな音楽さえ
聞く事が出来なかったのに
心の奥深くに響き渡り
そして私の中にす~~っと入り込んで
暖かい明かりを灯した

気がつくと
桜吹雪はいつしかおさまっていて
辺り一面に桜のじゅうたん

大きな桜の木は
消えることなくそのままの状態で残っていた
まるで「生きてるよ」とでも言いたげに
楽しそうに木々を揺らしている

♪さくら さくら ただ舞い落ちる
 いつか生まれ変わる瞬間を信じ
 泣くな友よ 今惜別の時
 飾らないあの笑顔で さあ

 さくら さくら いざ舞いあがれ
 永遠にさんざめく光を浴びて
 さらば友よ またこの場所で会おう
 さくら舞い散る道の上で ♪

オルゴールから流れる心地の良い音楽
包み込むような暖かい声

まるで今日までの私の詩(うた)みたい
じっと聴き入ってしまう


「またここであえるよ」
遠くからノエルの声が聞こえてきた
「このさくらの木のしたで」

手のひらにまだ残っている
ノエルの小さな手の感触と
桜の花びらのオルゴールを
大切に握り締めながら
私は大きな声で言った
『ノエル!ありがと~~』

『ノエルっ!!
 またきっとここで逢えるよね』



『この桜の木の下で』






『早く元気になぁれ☆』

2005年01月17日 | ☆ポエムなど…
学校までの並木道、見慣れた街角、ガラス張りの可愛い喫茶店、
目を疑うほどに眩しい夜景、それは私の大好きな自慢の街。

それは、ずっとずっと変わらないと思っていた。
それが全部消えてしまうなんて、考えた事もなかった。
ほんの一瞬の内に何もかも消え去ってしまった。

デコボコになった道、足の踏み場もない埃っぽい街角、
跡形もなく崩れたお店、光を失ってしまった暗い夜景、
私の大好きな街が泣いている。

けれど、毎日は当たり前のように過ぎて行き、
新しい朝は必ずやってくる。
泣いていた街は人の手によって、輝きを徐々に取り戻していく。
神戸の街は再び動き始めた。

新しくなった綺麗な道、見慣れない街角、お洒落になったお店、
光を取り戻しつつ有る夜景、生まれ変わった私の街。

たくさんのものを失い、悲しみに包まれたけれど、
時は確実に進んでいく。
人々の足は相変わらず慌しくて、せかせかと歩いていく。
私はそんな雑踏の中、一人足を止め、立ち止まってみた。
そして新しく生まれ変わった街を静かに見渡す。

なぜだか分からないけれど、自然に涙が一滴頬を伝い落ちた。

その時、急に風が吹き、私の頬を優しく撫でていった。
一瞬、心に熱いものが走った感じ。
風に乗って足元まで転がってきた空き缶を見つめ、
願いを込めて蹴飛ばしてみた。
『街よ早く元気になぁ~~~れ♪』
ふっと空を見上げれば、眩しいほどの青空がどこまでも続いている。
真っ白い雲は静かに流れ、一筋の飛行機雲を見つけた。
風の心地良さを体で感じながら、大きく深呼吸をして、
再び元気良く歩き始めた。
そう、明日への希望を抱きつつ・・・

神戸の街は今日も晴れ☆
あ~~した天気になぁ~~~れ♪