昨年9月8日、9日に開催されたThe North Journey 2012
(http://ameblo.jp/almanachouse-staff/)という音楽ライヴイベントで
リアスの街・岩手に出かけて、その時に大槌で参加されていた地元の
ロックバンドPrisouner.11の唄で知った「リボン」という
素敵な曲があります。
Prisouner.11はロックンロールバンド(ハードロックではなく)で、
「リボン」はバラード曲でした。
リボン Prisouner.11 (おらが大槌復興食堂)
http://www.youtube.com/watch?v=RCm1O-5t5vc
撮影したのはわたしなのですが、youtubeへのupはなぜか曲の途中
(2コーラス目)からになっています(゜ ゜i)
実は大音響にムービーカメラがびっくりして、録音がストップして
しまったのでした。
それでも、心に沁みる歌詞のひと言ひと言に、日々当たり前のように
生きていることが実は当たり前でなんかないのだと気づかされ、
涙がこぼれるのでした。
youtubeから抜けた1コーラス目。
素敵な街だと 訪れてきた人々は言う
あの石畳も上りつめれば どこか切ない夢の中へ
祈りを込めて今 千羽の鶴を飛び立たせよう
大地を踏みしめた平和の像も 指を掲げてる
高く高くと掲げている
どんなに風の中へ 悲しみ飛ばしても
俺たちはあの日を忘れない
涙に唄う歌は 明日への希望の歌
心に響けば 天まで届く
そして今 僕らが願いを込めたリボンが風に舞う
つい最近、カバー曲だったことを間接的に教えていただき、
彼らが尊敬するロックバンド横道坊主(おうどうぼうず)の
中村義人さんがカバーで唄っていることなども教わりました。
横道坊主とは長崎弁で「悪ガキ」の意味なのだそう。
結成29年のロックバンドなんですね(/゜o゜)/
ロック系にはとんと疎くて、Prisouner.11の
「リボン」つながりで、ちょっと調べてみたりσ(´ー`;)
ヴォーカルの中村義人さんが単独でライヴを演る時には
アコースティックギターで唄っています。
こちらもカッケー♪
リボン 中村義人(左側)&UPPY(右側)
http://www.youtube.com/watch?v=j86jy5DFVmw
オリジナルでは街を呑み込んだのは3.11の黒い波ではなく
黒い雨で、8月9日の長崎の原爆に対しての唄だったわけです。
なるほど。ひまわりやあの焼けた夏の日も結びつきます。
大槌のyoutubeには収められていない1コーラス目の石畳、
平和の像も長崎を象徴するフレーズだということで
腑に落ちます。
大規模な自然災害に敵わない人間が戦争で、ましてや人間の作り
出した原爆でたくさんの命を失うことなど永遠にあってはならない。
Prisouner.11の選曲に改めて強いメッセージを感じます。
「リボン」に出会えたことにも彼らには感謝です。
この「リボン」を通じて、Prisouner.11の情報、
大槌のことなどもたくさん調べました。
すべて津波に流されてしまった中で、はかりしれない悲しみやご苦労が
あったことと思います。
おおつちありがとうロックフェスティバル
「リボン」の作詞作曲は長崎出身の槙健一で、’70年生まれのアーティスト。
惜しむらくは2002年9月1日に32歳の若さで他界されていました。
メジャーデビューからほんの数年で肺気腫という病に仆れて。。。
素晴らしい唄を残してくれました。
リボンのオリジナル 槙健一 (歌詞付き)
http://www.youtube.com/watch?v=l4iHdXcACPE
平和交流イベントPVバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=kwxj1zy6clE
今は2歳年下の弟さん槙友博さんが長崎でTATSUMAKIという
ロックバンドを結成されていて、広島、長崎をメインにこの唄を広める
活動をされているとのこと。
友博さんはMotionというお店のマスターで、
地元ミュージシャンを集めての(野外)ライヴ(無料ライヴ
「夢の吹く丘」など)にも力を入れているとの話でした。
(2011年情報↓)
http://www.youtube.com/watch?v=EG3Zq0tgnSs
リボン 槙友博 (TATSUMAKI)
http://www.youtube.com/watch?v=cPb6XhLGg1c
youtubeでは槙健一さんになっていますが、2011年の映像なので、
唄っているのは友博さんですね。
ルックスも声もとてもよく似ているイケメンなご兄弟だと思います。
長崎へは高校時代の修学旅行で出かけたきりですが、再び
訪れてみたくなりました。友博さんたちに会いに(´・∀・`)ゞ
今年も11月3日~5日と岩手に行く予定でいるものの、女子猫の1頭・
杏が病気になってしまい、大槌まで行かれるかどうかというよりも、
現在、岩手に行かれるのかどうかもわからない難しい状況にいます。