転職回数が多くなる原因は業界にもある

転職回数が多い原因は、働いている人自体だけでなく、業界や職種の問題が原因として考えられるケースがあります。特に転職回数が多い業界として挙げられるのが、医療や介護、IT関連。職種としては営業などが挙げられます。
医療や介護、IT関連業界で共通点として挙げられるのが労働時間の長さです。長時間拘束され、休日出勤や残業を余儀なくされるという職業は、当たり前ですが働く人の心身に大きな負担を与えます。
過度な労働時間により、日常生活に支障をきたし、心身に悪影響を及ぼした結果、仕事を続けるのが難しくなります。過度な労働時間により転職回数が増加することに伴い、定着率が低下する原因となるのです。
これにより、医療や介護、IT業界は慢性的な人手不足に陥り、残った人の負担がさらに大きくなって転職者が増えるという負の連鎖ができてしまいます。

営業職で転職者が多い原因として挙げられるのが、無理なノルマ設定といった厳しい職場環境です。就職先によって異なりますが、数字や結果が大事にしている職場は珍しくありません。
また、営業は企業の顔として表に立ち、多くの方と接します。そのため、他の職種より対人に関するストレスがどうしても溜まりやすい職業でもあるのです。
ネガティブな理由が多いですが、一方でヘッドハンティングやスキルアップのための転職など、ポジティブな理由もあります。ただし、どのような理由であれ転職者が多く出てしまうとそのための補填が必要で、周りへの負担は大きくなってしまいます。転職回数を増やさないためには本人の努力だけでなく、企業側のカバーも必要であるといえるでしょう。
転職したい人や転職を悩んでいる人に向けたサイト「http://jobchange-manual.net/」では、さらに有益な情報が見つかります。