折々のことば 鷲田清一
ある種の人々にとっては、
生きていくために「生きていく」以外の何かが必要なんです。
金原ひとみ
コロナ禍の中、映画やライブ、恋人との濃密な時間など、これだけは絶対奪われたくないものを封じる強い圧力に人は苦しみもしたと作者は言う。人はただ生き延びるために生きるのではない、どんな生をどのように生きるのか。
そこに生の熱量は懸かっている。
そうした意味づけを阻む生き方も含めて。
本誌「耕論/『画面越し』に見えたのは」
(1月5日朝刊)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/47/3b27d60fc1261b9b365154afb39ef4a3.jpg?1610323262)
金原さんの言葉も
哲学者鷲田さんの解説も
枯れそうな私の心に沁みました。
わたしにとっての、生きていくのに必要な何か は
人にとっては生きていくために必要な何かではないかも知れないけど
おそらく 今 必要な何かを奪われ
窮地に立たれている方がたくさんいらっしゃるだろうと思うと…
もちろん早急なコロナ終息が1番なのですが。
先が見えないコロナや
政府の対策に 心枯れそうなわたしです。