そもそもなんで、『髄膜腫』が分かったかについての記録。
約6年前。
謎の頭痛に悩まされる日々が続き、自宅近くの病院に受診。
先生「頭痛、結構続いてるんだねー心配なら一度MRI撮ってみようか」
と、言われるがままにMRI予約。
後日、検査専門の病院にて初MRIを体験。この日のMRI検査のことはあまり覚えていない。
ただ、検査直後、たった今撮ったばかりのMRI画像を見ながら若くて綺麗な女医さんから検査結果の説明を受けた時の衝撃は忘れない。
女医さん「検査の結果ね、腫瘍があることが分かりました。あ、でも頭痛とは全く関係ありません。頭痛の原因ではありません。腫瘍と言っても良性なので、今すぐどうこうということはないです。良性の腫瘍は成長したとしてもゆっくりなので、とりあえずは経過観察になるでしょう。もしかしたらこのままずっと大きくならないかも知れない。ただ、大きくなったら手術が必要です。だからまずは、一度脳神経外科に受診してみてください。」
こんなふうにサラリと「あぁ、風邪ですねー」というくらいのテンションで言う女医さん。
良性…
すぐにどうこうではない…
と、言われたけど『脳腫瘍』という言葉は私の心にズドーンと響いた。
ちょっと放心状態になりながらも、絞り出すように「手術って、どんな手術なんですかね?」と聞く私に、またもやサラリと開頭手術になります。頭を開けて腫瘍を取ります」
と。
カイトウシュジュツ
解凍、解答、怪盗…
日常生活であまり使わない言葉。
脳内で漢字変換が上手くできない。
少し経って、あぁ、開頭かぁ…となる。
脳神経外科を受診してくださいと言われても、どこに行けば良いんだ…と、途方に暮れている私にさらに女医さんがたたみかける。
「今すぐにどうこうではないけど、もしかしたら数年後に手術が必要になるかも知れない。脳の手術は高度な技術を要する。だから、この手術をたくさん経験している医者を探してください。脳腫瘍と言ってもいろいろあり、先生によってどの手術が得意かが違う。だから、あなたの腫瘍の手術をたくさん経験している先生を主治医にした方がいい」
そんなようなことを言われました。
そこから、ナースのお友達のみほちゃんにすぐに相談。
そして2人で
『聴神経腫瘍』
『医師』
ってあれこれ検索して辿り着いたのが、今の主治医の先生。
あれ?私この時から『聴神経腫瘍』って検索してたな。
ってことは、もしかしたらあの若くて綺麗な女医さんが『聴神経腫瘍』って言ったのではなかろうか…😅
いやまぁ、だとしてもあの女医さんがあの時ああ言ってくれたから、今の主治医の先生に辿り着いたわけで…
この主治医の先生、日本で一番聴神経腫瘍の手術をしているらしい名医である。
でもまぁ、私の病名は『髄膜腫』だけどな…😅
そんなわけで突如見つかった脳腫瘍。
その後、半年後に再度MRI検査をするも全く変化なし。問題なし。
というわけでその後は一年に一度、MRI検査を受けて経過観察することになるのでした。