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展示会のご案内 山野草・カンアオイ・寒葵

2024-02-05 14:08:00 | 日記





クマノジカンアオイ

2020-05-28 09:33:00 | カンアオイ

『クマノジカンアオイ』の花を紹介します。


分布 : 紀州(和歌山県、三重県南部)


開花期 : 45


10数年前に発見されて以来、地元では、クシモトカンアオイ、コウヤカンアオイの自然交雑種として『クシコウヤカンアオイ』という仮名で流通ていましたが、2011年新種・クマノジカンアオイ(未登録)として"栃の葉書房から出版されている園芸Collection"にて記載しました。


























Asarum speciosum

2020-05-12 09:33:00 | カンアオイ
北米産カンアオイ・スペシオサムの花が咲き始めました。 

※学名 : Asarum speciosum

※分布 :  アラバマ州

※開花期 :4~5月

Asarum Speciosumの日本語での読み方は様々です。

スペシオサム・スペシオーサ・スペシオサ

などなどです。どれも間違いではありません。


わかりやすく説明すると、それは、文献が記載された年代差もあり、当初は、日本でも、Asarumは使われておらず、Hexastylisが属名として使用されていました。その当時の学名(speciosa)からは、スペシオサ、スペシオーサと呼ばれていましたが、それが現在も残っているからですね。


下記の通り学名には、属名、種小名(植物名)の後に記載者・年月があり、Asarumと変わったのはsynonym(異学名)の記載をBarringer(新規・記載者)さんが、1993年にNovon (3) :226頁に記載し直したものだと分かります。


Asarum Speciosum(R.M.Harper)Barringer,Novon (3) : 226(1993)


synonym (異学名)

Hexastylis speciosa R.M. Harper,Torreya

1924.xxiv.80.











コトウカンアオイ

2020-05-04 06:25:00 | カンアオイ
Asarum majale 


(Japanese name)

Kotou-Kan-Aoi

コトウカンアオイ (白玲・白蝶(細辛)・素心花)

*分布:三重県、滋賀県

*開花期:4~5月

【語源】
majale →majalis→五月に咲くという意味。

湖東→琵琶湖の東側に自生地があることからである。



コトウカンアオイは、以前は藤原岳にて発見されてフジワラカンアオイ(藤原寒葵)とも呼ばれていましたが、現在はコトウカンアオイ(湖東寒葵)として統一されています。

皆さんがよく知っているものでは.亀甲白曙班の銘品「白玲」がありますが、三重県で発見されたためにスズカカンアオイ(鈴鹿寒葵)とよく間違わられますが、これも、コトウカンアオイです。










モエギカンアオイ

2020-04-21 09:18:00 | 日記

モエギカンアオイ


萌黄寒葵

Moegi-Kan-Aoi,F.Maekawa, (1936),

The journal of japanese Botany Vol.12,No.1,(p 35),


Syn.Heterotropa vinidiflora(Regel,)F.Maekawa,(1932), in  F.Maekawa,(1936),The journal of japanese Botany Vol.12,No.,(p 35),


由来

前川文夫氏は、栽培品のヒメカンアオイ(青軸)・アオカンアオイを『The journal of japanese Botany Vol.12,No.1,(p 35),』でモエギカンアオイに変更したとあります。


アオカンアオイとは?

T.Makino,& K.Nemoto,(1924),Flora of japan(p1050),で葉無紋とあるが、その他は不明である。


無紋葉荒い亀甲になったことに少し疑問に思う事はあるが、故人となった今となっては、この疑問を尋ねることも出来ないですね。


*モエギカンアオイの写真は『ガーデンライフ  19782月号』より引用させていただきました。

残念ながら白黒写真なので詳細などはわかりません。