番組の終盤のホームルームの場面
『許さなくていい
お前はこれからやりたい事を
思いっきり楽しめばいい
贖罪を背負っていくのは傷つけた側だ』
許さない 絶対に許さない
と思っている事は罪なんじゃないのか
親の死に目にも合わない
と決めているのも
育ててもらった恩も忘れた罪人なんじゃないのか
許さない気持ちを引っ提げて
自分の気持ちを
押し殺して捻じ曲げて
母親の死に目に会いに行くのも
どんな顔して母の前に行ったらいいのかイメージが全く出来ない
『どうだ 死ぬのが怖いか
私に死ねと言ったあなた(母)は
もうすぐ死ぬんだよ
死を目の前にして 人に死ねと言った
その重さがわかるか』
そう言ってやりたい自分がいる
悪魔のような人間だ 私は
多分私が産んだ息子も
私の中の息子の影は消えかけている
私の子供は 女の子3人
母も息子も 消してしまいたい記憶なのだ
許せない 絶対許さない
死ねと言われ親としても人としても全て否定された
死のうとした
許せる気持ちになどなれるはずもない
『許さなくていい』
あのセリフに
救われた気がした
『贖罪を背負うのは傷つけた側だ』
許せない気持ちを待ち続けている自分を
責めなくていいんだ
泣きそうになった
許さなくて
いいんだ
救われた