あああ、電話だよ、、
もう一人のスタッフはお客さんしてるし、、
『大変お待たせしていたしました
〇〇〇〇（店名）△△店
＊＊（名前）がお伺いいたします』
これが長いんだ、、
舌噛みそうになる
入りたての頃はカミカミでしどろもどろ
なんとか言えて掛けてきた相手は本部の人😅
「僕も最初はカミカミでしたよ🤣」
と苦笑された
そうこうしているうちに、電話受けの言葉も
とりあえず言えるようになって、、
その電話📞
あたしが取らなきゃね💧
『大変お待たせいたしました
云々 云々 云々』
よし 言えた！
その電話は落とし物をして、どこで落としたか分からなくて行った先々に電話を掛けている という人からだった
『それはお困りですね、ちょっと見てみますので少しお待ちいただけますか？』
『大変お待たせ致しました。
あいにく鍵のお忘れ物のお預かりはないようです』
これだけの事を、電話なので少し声を高めに、柔らかい口調でお伝えしたんですが、
『あなた、店長さん？』
え？何か怒らせるような事言ったか？？？
『いえ、違います 私はパートの者です』
『いやぁ、とても良い対応なので店長さんかと思ったよ。』
『え？あ、恐れ入りますぅ』
『店長さんはいらっしゃる？』
『あ、あいにく店長はもう帰りましたので
不在ですが、何かお伝えする事がありますか？もしこの後見つかる事がありましたら
あればお電話させていただきましょうか？』
と、鍵がどのようなものか、昨日何時ごろ来店したかなどをお聞きして
『日曜日に行くから、その時にまたあったかどうか聞くから電話くれなくていいよ』
と言われ
『ではスタッフみんながわかるようにしておきますので、ご来店された時にお名前と鍵の件をおっしゃってくださいね』
『丁寧に聞いてくれてありがとう』
と、電話を切った。
いつものように電話に出ていつものように受け答えをしていた事を
褒めて頂いた
嬉しいなぁ😊
お客様に褒めて頂く事は稀だけど
そう言う言葉を言って下さると
私のやってきた事はまんざら間違いでもなかったのかな？
と確認が出来る。
褒められると俄然やる気も出てくる。
だから私もお叱りの方が多い、人相手の職業の人には出来る場面では声をかけようと思っている。
ある時、私の前にいたお客さんがレジの人に文句を言っていた。
私が見た限りでは何も怒るような事はしていなかったけど、何かが気に入らなかったんだろう。
それか虫の居所が悪くて、文句が言えない立場のレジ係に憂さ晴らしでもしたんだろう。
よくある場面だ。
奥さんに虐げられて、職場では上司にへつらい、下から突き上げられ上からは押し付けられ、ぶつけどころがない人は数知れずいる。
偉そうに出来る場所は、相手が突っかかってくる事が出来ない人、おとなしい人がいる所。
レジなんかは格好の捌け口だろう。
私も何故この人はこんなに怒ってんだ？
って思うような事は何度かあった。
そんな時は、制服を身につけている以上
店の信用問題にも関わるので、一応は頭を下げる「申し訳ございません」と言う。
どう考えても怒鳴られるような事はしていない と自分に自信がある場合は心の中で
『御愁傷様、ぶつけどころがなくて私に当たってきたのね。可哀想な人。ふん！
これは事故事故、当たり屋にぶつけられた事故』
と思うようにしている。
当然、私が失敗して怒らせたのならきちんとお詫びをします。私が悪いんですから。
余談が長くなったけど
その私の前にいた人が文句を言って去って行ったあと、レジの人に
「いろんな人がいるよね、でも頑張ってね」
と言ってあげると
しょげた顔していた店員さんは笑顔になり
「ありがとうございます、頑張ります」
と言ってくれた。
あのままだとずっと引きずって仕事に集中できないだろう。
そんなおとなしそうなレジの人だった。
みんなだって同じだと思う。
褒められて怒る人はいないんじゃないかな。
今日からフレッシュな新入社員がそれぞれの職業に就いた。
社会の厳しさや理不尽な事、様々な事を経験するだろう。
失敗やお叱りに負けず、大きく成長して行ってほしい。
私もあと数年で定年の歳が足音を立てて向かってきている。
いろんな事があって、自分がもった性質が
一つの職場に留まる事ができず転職を繰り返してきた。
でもその中で成長させてもらったと思っている。
経験は宝。辛い事も悔しい事も全部。
褒められる事は殆どなかったけど
それは相手の表情や言葉が教えてくれる。
このやり方でよかったんだろうな と思えたらそれを伸ばして行く。
褒めてもらえないから自分はこの仕事に向いてないんじゃないかなんて思わなくていい。
褒めてもらえることなんて、社会に出たらまず無い、そのくらいの気持ちでいないと続かない。
その中でたまにお褒めの言葉を頂けたら
それを伸ばして枝を増やしていけばいい。
言葉にはしてもらえなくても
見てる人は必ずいる。
自分が相手の立場になった仕事をしていたら
必ずそれが身を結ぶ時が来るから。
定年って物はあるけども、成長は死ぬまで続く。
褒められた事から、もっとお客さんに喜んでもらえる事は何だろうと枝葉を増やして行こうと思った出来事でした。
定年までカウントダウン
いえいえ、まだまだ成長し続けますよ〜
