いきなりですが、このような冊子を見かけたことありませんか?
青森デスティネーションキャンペーン期間中、旅を満喫しながら、スタンプを集めて素敵な商品をもらっちゃおう!という一石二鳥の企画
今回は、この『あおもり満喫スタンプラリー』の参加施設を訪れながら、お得なチケットを使って青森市の新名所“ベイエリア”を歩いてみました
※あおもり満喫スタンプラリーの詳細はこちら。
スタート地点は青森駅。
※駅からハイキングに参加する方は、駅前にあるこの青森市観光交流情報センターからスタートです。
まず向かったのは、善知鳥神社。
この善知鳥神社は、奥州陸奥之国外ヶ浜鎮護の神として、第19代允恭天皇の御世に天照坐皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)の御子の三女神を善知鳥中納言安方が祭ったことが起源だとされています。
ただ、創建についてはハッキリしていないようで・・・
坂上田村麿にゆかりのある善知鳥中納言安方が宗像宮を祀ったことがきっかけとも言われているようです。
再建されたのは、坂上田村麻呂が東北遠征をした807(大同2)年。
再建でこの年ですから、創建は一体いつ頃になるのでしょう・・・想像が膨らみます。
そして、立派な狛犬が睨みを利かせる善知鳥神社の境内には、おもしろいことに様々な碑があります。
その中のひとつに、1872(明治5)年、この場所で青森郵便役所として業務が開始されたことを記念する「青森郵便局創業の地記念碑」があります。
細かく言えば、“青森郵便取扱所”として開設された翌年の1873(明治6)年に“青森郵便役所”となり、1875(明治8)年に “青森郵便局”となったようです。
そして現在は、善知鳥神社から東に約2kmの国道4号線沿いにある“青森中央郵便局”として営業しています。
しかしなぜ、神社がある場所に郵便局ができたのでしょう?神社と郵便局の繋がりが気になるところです。
さらに、平安時代から現代に至るまで、多くの文化人や著名人が善知鳥神社について触れているそうで、それにまつわる碑も立っています。
左写真は、「菅江真澄の句碑」です。
本名は白井秀雄。江戸後期の民俗学者、歌人。
愛知県(旧三河国)豊橋に生まれ、のちに秀雄や真澄という名を経て1810(文化7)年以降、菅江真澄と名乗ったそうで、晩年は秋田に居住していました。
菅江真澄は3度ほど青森へ訪れたことがあるそうで、最初の2回は蝦夷地(北海道)へ渡るためだったとか。
3度目は1796(寛政8)年に20日ほど滞在したようで、青森の各集落や社寺、山野等を歩きまわり、伝承習俗や庶民の生活を「すみかの山」という日記に詳しく記録しています。
「すみかの山」では、スケッチをまじえて八甲田や岩木山の雪形(山の残雪の形)の説明がされており、貴重な史料となっているようです。
右写真の鯉たちは、特に菅江真澄と関係しているわけではありません・・・(^^;
人間の姿を見ただけで大きく口を開けて近づいてくる姿に強い生命力を感じたので、つい。
善知鳥神社から青森港方面へ向かうと、このようなオブジェが聳える聖徳公園があります。
この碑は「明治天皇御渡海記念碑」。
明治天皇が視察の際に、ここからすぐの場所にある浜町埠頭へ3度訪れたことを記念して建てられた碑だそうです。
その近くには、碇のオブジェがあります。
これは明治丸という船の碇のレプリカで、その下には「海の記念日発祥の地の碑」があります。
1876(明治9)年7月16日、明治天皇が乗船された明治丸は青森市の浜町埠頭を出港した後、函館を経由して7月20日に横浜港に到着しました。
それがのち(昭和16年)に、7月20日が“海の記念日”となったのだそうです。
ちなみに、現在は7月の第3日曜日に変更になっていますよね。
さて、松林の一角に青森市制施行百周年を記念して建てられた大町桂月の文学碑があります。
碑の右には「大町の桂の井戸の水を清みさやかにやどる秋の夜の月」という句が、左にはちょっとした笑い話が記されています。
アスパムの方へ向かって歩いていくと、フェンスに“青い海 乗船口”と記された看板が。
ここは、毎年この時期に運航される青森みなと観光遊覧船の乗船口です。
爽快な海風を浴びて気持ちよくクルージングしたい方は、青森マリーナにお問い合わせいただくか、青森県観光物産館アスパムの1階にお越しください♪
詳しくはこちら。
そして、アスパムをバックに青いネットで囲まれたこちらのの木は、青森ヒバ。
実はこの木、昔からここにあったわけではなく、2010年8月2日に韓国人俳優イ・ソジン氏が植樹した青森ヒバなんですね♪
先日、復興支援植樹のため八戸市(クロマツ植樹)と黒石市(りんご植樹)を訪れたイ・ソジン氏。
日本財団と共同で「日本財団 Let’s Tree 基金(イ・ソジン基金)」というチャリティー基金を創設したりと、プライベートでも植樹(植林)に力を入れているようです
さて、ベイブリッジの方に向かって歩いていくと、赤い絲のモニュメントが姿を現します。
これは、青森市と函館市のツインシティー(双子都市)提携20周年を記念して造られたモニュメントで、函館市にも同じものがあります。
ここで、ワ・ラッセ&八甲田丸&アスパムの3館共通券青森ベイエリア周遊券を使ってアスパムの有料コーナーを訪れてみました。
3館別々に入館すると合計で¥1,900かかるのですが、このチケットを使えば¥1,300で全施設を見てまわれます♪
なんと!30%近く割引されているではないですか・・・w(゜O゜)w
ベイエリアを巡るのに、この周遊券は外せません
まずは、昨年12月にリニューアルされたパノラマ映画
360度全周映像システムで、さながらその場にいるような臨場感を味わえます!
英語・韓国語・中国語に対応したイヤホンレシーバーも貸し出しているので、外国人の方も楽しめますよ~
迫力満点のパノラマ映画は、一見の価値ありです!
そして13階にある展望台へ上がれば、陸奥湾に張り出す津軽半島・夏泊半島・下北半島がくっきりと。
天気が良ければ、遠くに北海道を臨むこともできます♪
方向を変えれば、市街地の奥に八甲田の山並みや岩木山も・・・
これまた、360度見渡すことができちゃうんですね
各フロアでは、笑顔が素敵な観光コンシェルジュが対応してくれます
分からないことがあれば、遠慮なく質問してくださいね。
さて、お次はアスパムからラブリッジを渡って八甲田丸へと向かいます
ラブリッジには、“海を見ながら恋人たちが愛を語らう橋”という意味が込められています。
夜は、ベイエリアの夜景を眺めることができる夜景スポットに・・・
ということで、今回はこの辺でいったんおしまいです。
つづきは後編で。
駅からハイキング期間設定コース
青森市のベイエリア巡り(表)
青森市のベイエリア巡り(裏)
§善知鳥神社§
■住所 青森県青森市安方2-7-18
■TEL 017-722-4843 / FAX 017-723-7166
■拝観時間 終日
■拝観料 無料
■最寄駅 青森駅(奥羽本線/津軽線/津軽海峡線/青い森鉄道)/ 駅から徒歩約12分
■HP http://www.actv.ne.jp/~utou/
§青森県観光物産館アスパム§
■住所 青森県青森市安方1-1-40
■事務局 TEL 017-735-5311 / FAX 017-735-2067
■営業時間 テナントによってまちまち(下記HPの【館内施設紹介 ⇒ 営業時間一覧】を参照ください)
■休館日 12月31日、1月第4週の月~水曜日
■最寄駅 青森駅(奥羽本線/津軽線/津軽海峡線/青い森鉄道)/ 駅から徒歩約10分
■HP http://www.aomori-kanko.or.jp/
by ヴァ♪
Tちゃんじゃないですかっ!?(^^)
とっても素敵な笑顔ですね☆
私も今度、その笑顔に会いに
アスパムへ遊びに行きまーす!!
そうです、展望台でのショットはTちゃんです♪
もりりんさんの笑顔も負けじと素敵でしたよ(^^ゞ
アスパム一同、お待ちしておりま~す\(^o^)/