東日本大震災から1年が過ぎました。
ブラウン管から流れる被災地の映像は、今でも鮮明に頭の中に焼きついています。
この震災によって被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
あの日、青森県内の太平洋側に位置する一部の市町村でも、津波による大きな被害を受けました。
あの出来事が起こる1ヶ月半ほど前に訪れた蕪島に濁流が押し寄せる映像・・・ 一瞬、目を疑いました。
しかし、一の鳥居が津波に晒されたものの倒壊は免れ、蕪島自体はほとんど無傷だったといいます。
現在の蕪島は、震災前とほぼ変わらぬ姿を見せてくれています。
ただ、島に背を向け海側に目を遣ると、いたるところにバリケードが・・・
蕪島の周辺は、今でも修復作業が行われているのです。
最近では、津波で損壊した公衆トイレが鮫観光案内所跡地に場所を移し再建されました。
八戸南ロータリークラブが市に寄贈したというこの公衆トイレは、今月25日から使用できるとのことです。
しばらく島の周辺を歩いた後、いつものように階段を上り、お参りをしてから社務所に立ち寄ると・・・
初めて目にするお守りがありました。
それが、こちらの【NEVER GIVE UP 御守】
インターナショナルなネーミングが斬新なお守りです。
【never give up】は、「決して諦めない」という強い意志が込められた言葉。
前を向いて突き進む、そんな印象を受けました。
このお守りは、昨年の暮れに宮司の野澤俊雄さんの発案で誕生しました。
御祭神である市杵嶋姫命(イチキシマヒメミコト)が蕪嶋神社(蕪島)を守ってくださったということで、「不転・難除け」の願いが込められています。
私もひとついただきました。
直径2cmほどの透明な球体の中には、小さな蕪島が浮かんでいます。
揺らしてみると、まるで蕪島の周りを飛ぶウミネコのように金粉が舞います。
さらに、回転させても常に社殿が上になった状態でいます。
そう、この小さな蕪島は決して転ばないのです!
みなさんも、蕪島を訪れる機会がありましたら、ぜひチェックしてみてくださいね
§蕪嶋神社§
■住所 青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2
■TEL 0178-34-2730
■拝観時間 9:30~16:00
■拝観料 無料
■最寄駅 JR鮫駅(八戸線)/ 駅から徒歩約12分
※2012年3月17日(土)、JR八戸線の不通区間(種市~久慈間)が復旧し全線再開になります。
■HP http://kabushima.com/
■Blog http://kabushima.sblo.jp/
by ヴァ♪