現在、八甲田の麓にある酸ヶ湯温泉では積雪深が2m80cmほどあり、まだ雪がちらついたりする日もあります・・・
徐々に春へと向かってはいるものの、まだまだ冬の雰囲気です。
一方、里では桜の花が咲き始めた場所もあるようで、青森にも着々と春が近づいてきているようです
そして、今回訪れた海辺のまち浅虫温泉でも、春の訪れを告げる草花たちが元気に咲き誇っていました♪
下の写真では、陸奥湾にぽっかりと浮かぶ「湯の島」をバックに、ピンク色の“湯の島カタクリ祭り”と記された幟がはためいています。
(※ちなみに、今年は“湯の島カタクリ観賞会”という名称です。)
そう、目指すはあの湯の島に咲くカタクリの花!
窓ガラスには「悪天候のため欠航致します」の文字が・・・(゜ ゜ ;
Que.「こんなに天気が良いのになぜ?」
Ans.「それはですね、強風が吹いているからなんです。」
晴天であろうが、少しでも白波が立っていると安全のため渡船できないそうなんです。
非常にもどかしいのですが、こればっかりはどうしようもないですよね(-J-;
というわけで、諦めてこのまま引き返そうと思ったのですが・・・
ガイドの方が「少しだけど浅虫温泉森林公園にもカタクリの花が咲いているので、そこへ案内しますよ」ということだったので、迷わず付いて行きました♪
浅虫温泉駅の上に架かる歩道橋を渡る一行
この後、陸奥湾に背を向けて住宅(温泉)街の小路を歩いていきます。
しばらく歩くと住宅(温泉)街は姿を消し、畑道へと姿を変えます。
途中に分岐があり、右手にミズバショウの群生が見えたので案内してもらうことに。
その道すがらに、一輪の小さな紫の花(キクザキイチゲ)が健気に咲いていました。
よく見ると、近くに臙脂色のような暗紫色のような花(エンレイソウ)を見つけました。
「エンレイソウは、種類によって白い花びらのものもあるんですよ。」
と、教えてくれたのは三沢からいらっしゃった2人の御婦人♪
ここから先、色々な草花の名前を教えてもらうことになります。
少し歩くと、遠くに見えたミズバショウの群生がすぐ目の前に・・・ヽ(^o^)丿
その傍らでは、風に揺られぷらぷらと揺れるミノムシ・・・ではなくて、ハンノキという植物がまるで生きているかのような動きで歓迎してくれました(・_・;)
道中には、山野草がいっぱいです♪
先程見つけた小さなキクザキイチゲが成長すると、このようになります。
御婦人曰く、この花も2色あるようです( ..)φ
森の小径を歩く一行を遠目に、黄色い小粒のかわいらしい花をパチリ
そういえば、森の中はほとんど風が吹いていません(・へ・)
どうやら、樹々が風をさえぎってくれているようです。
さて、しばらく歩くとお目当てのカタクリの花に遭遇しました♪
道の途中にヘアピンカーブになっている場所があって、その一帯に群生しています。
ガイドさん曰く、数千~数万本に1本の割合で白いカタクリの花が混ざって咲いているとのことですが、かなりレアなので見つけることは難しいそうです。
ちなみに、同じ職場の中に湯の島で白いカタクリを数本見つけたことがある人がいました・・・w(゜o゜)w
今回、主役のカタクリはこの付近でしか見ることができませんでしたが、これだけ多くの山野草を見ることができたのでむしろ大満足です(*^^)v
そしてさらに、この小径の最終地点には「陸奥湾展望所」という素晴らしい景色を望める場所があるそうで・・・
こちらがその景色です。
青い海にぽっかりと浮かんでいるのが、湯の島。
誰かが発した「ここまで来た甲斐があった~」という言葉に頷きつつ、しばしの間この景色をうっとりと眺めていました(~-~)
このあと、元来た道を引き返します
その道中、行きには気付かなかった草花を発見(p_-)
やっとこさ見つけたのでしょうね・・・イワナシの花の中に、すっぽり頭を埋めて必死に蜜を吸う蜂の姿がありました。
春ですね~♪
御婦人の「シュンランの花って、カワイイ顔をしているでしょう?」という問いかけに、「コワイイ顔?」と聞き返してしまった私・・・(;一_一)
そんなボケにも笑って応えてくれた御婦人に、感謝です・・・(^^;
現在、湯の島のカタクリは見頃を迎えているようです。
ただ、天候によっては渡船できないこともありますが、そんな時は迷わず浅虫温泉森林公園へ行ってみてください。
一期一会かもしれない人々とのふれあい、そして、様々な動植物たちに出会うことができるハズです
春の浅虫へ、Let's go~!!
§湯の島カタクリ観賞会§
■乗船場所 サンセットビーチ浅虫駐車場付近の船着場
■開催期間 2011年4月9日(土)~24日(日)
■案内時間 9:00~15:00
■問合せ (社)青森観光コンベンション協会浅虫支部 TEL 017-752-3250 FAX 017-752-3111
■渡船料 一般¥1,000 / 小学生¥500 / 幼児¥0 (※保険料含む往復料金)
■最寄駅 浅虫温泉駅(青い森鉄道)/ 駅から徒歩約5分
■浅虫温泉HP http://www.asamushi.com/index.php
※荒天のため渡船できない場合がありますので、御了承下さい。
by ヴァ♪
実は、青森に住んでいながら湯の島渡ったことないです…一度は行ってみたい場所。
気のせいか湯の島薄っすらピンクがかってませんか?!
今年のGWは湯の島行って、森林公園行って、足湯入って、温泉卵つくって、板かりんとうとくじら餅買えばバッチリですね
実は私も、今回湯の島初上陸を果たす予定だったのですが、この通りです・・・(^^;
ただ、浅虫温泉森林公園が非常に素晴らしく、晴れている日であればいくら風が吹いていようが、春のポカポカ陽気の中、山野草を観賞しながら散策することができるので是非この時期訪れてみてください♪
湯の島がうっすらピンクがかって見えるのは、写真の色調の関係かもしれません(^^ゞ
それでも、湯の島にはたくさんのカタクリの花が咲いているそうなので、やはり気になります・・・
mekuさんのGWは、浅虫三昧で決まりですね♪