先月のことだが、
握り寿司と日本酒の会なる物に
地元PTA仲間に誘われ伺った。
開催された場所は実家近くの居酒屋。
私は、てっきり寿司をつまみに
日本酒をワイワイと飲むと思いきや、
酒蔵のお偉い方のお話に耳を傾け、
数々の日本酒を飲み比べながら
酒を「学ぶ」、そんな会だったのだ。
やや遅参し席に着くと、
一人のご老人が難しい話をしている。
張りのある声は店中に響き渡り、
そこはさながら講演会場の様子。
腹ペコで行った私は一寸拍子抜けであった。
その場の雰囲気に慣れるのには
しばし時間を要してしまったのだが、
このご老人、名古屋市は守山区にある
酒造メーカーのお偉い方。80歳!
自社の日本酒を飲みながら話し続けるは、
とても80歳とは見えぬ若々しさが有った。
ご覧の様に6種類の日本酒を並べ、
それぞれの味を楽しむ。
酒好きでないととても楽しめない会だ。
時間が経つにつれ私の頭も柔軟になり、
この方の話も前半の難しい話から
親しみやすい話へ変化していき
この方へ質問しつつ会話が続くのであった。
その時の興味深い話を二つ。
一つ目は酒の品評会の話。
この方その品評会の審査をする事も有るとか。
いわゆるモンドセレクションの類のそれだ。
審査は利き酒同様飲み込まずに味を見極める。
70もの種類から審査すると言うから大変な事だ。
慣れない人が審査をすると、酒が強くても
勿論飲み込まなくてもダウンするとか。
で、ついその基準は何かが聞きたくなった。
そう。私がその時思ったのが、
音楽や芸術スポーツの採点と似ている様な、
そんな気がしたのであった。
音楽、特にジャズでは学生の戦いである
山野ビッグバンドコンテストが思い浮かぶし
芸術スポーツと言うと、新体操や、
シンクロ、フィギュアスケートなど、
つい素人では分り難い部分があるそれだ。
このお酒の品評会の場合でもやはり、
具体的に細かな基準が設けられているらしいが、
審査員の意見は殆ど同じになると言うのだ。
記名式で審査するので当然ひいきはない。
音楽にしてもスポーツにしても、
その道の権威ある人と言うのは
ぶれない一つの信念を持っているのだと感心。
やはり賞を取った酒は美味いのである。
もう一つは酒造りには欠かせない杜氏の話。
杜氏(とうじ)とは、
日本酒の醸造工程を行う職人集団、
すなわち蔵人の監督者であり、
なおかつ酒蔵の最高製造責任者をいう。
と、ここに書いて有る通りなのだが、
この人の役割がどれだけ重要かと言う話が、
正しく経営者の私にはためになる話であった。
製造責任者である訳なので、
酒造会社の最高責任者では無いのだが、
この杜氏の腕次第で酒蔵の会社としての
良し悪しが決まると言うのだ。
加えて何よりこの杜氏が、
優れた人格者でなければならないと言うのにも
大変興味が有る話であった。
なぜならこの杜氏の人格が
酒の出来に、味に表れると言うのだ。
ついお酒を造るその親分たる人と言うのは
寡黙にそれに向かうイメージが勝手にあったが、
職人を上手く操る人望が最も重要な要素とは、
正しく企業の取締役製造部長と同じであり、
先の音楽論から言えばコンマスに等しいのだ。
従って酒蔵経営者は如何に有能な杜氏を雇い入れるか、
又、その杜氏とどう信頼関係を築くのかと言うのが、
とても重要な役割と言うのにもつい納得してしまった。
酒を呑みながらそんな話を伺い、
6種類は当然のように呑み干しおかわり頂く始末。
そんなありがたい話の帰り道、
杜氏がいなくなったら「とうじましょう」等と
バカな事言いながら二次会へと移動したのでした。
握り寿司と日本酒の会なる物に
地元PTA仲間に誘われ伺った。
開催された場所は実家近くの居酒屋。
私は、てっきり寿司をつまみに
日本酒をワイワイと飲むと思いきや、
酒蔵のお偉い方のお話に耳を傾け、
数々の日本酒を飲み比べながら
酒を「学ぶ」、そんな会だったのだ。
やや遅参し席に着くと、
一人のご老人が難しい話をしている。
張りのある声は店中に響き渡り、
そこはさながら講演会場の様子。
腹ペコで行った私は一寸拍子抜けであった。
その場の雰囲気に慣れるのには
しばし時間を要してしまったのだが、
このご老人、名古屋市は守山区にある
酒造メーカーのお偉い方。80歳!
自社の日本酒を飲みながら話し続けるは、
とても80歳とは見えぬ若々しさが有った。
ご覧の様に6種類の日本酒を並べ、
それぞれの味を楽しむ。
酒好きでないととても楽しめない会だ。
時間が経つにつれ私の頭も柔軟になり、
この方の話も前半の難しい話から
親しみやすい話へ変化していき
この方へ質問しつつ会話が続くのであった。
その時の興味深い話を二つ。
一つ目は酒の品評会の話。
この方その品評会の審査をする事も有るとか。
いわゆるモンドセレクションの類のそれだ。
審査は利き酒同様飲み込まずに味を見極める。
70もの種類から審査すると言うから大変な事だ。
慣れない人が審査をすると、酒が強くても
勿論飲み込まなくてもダウンするとか。
で、ついその基準は何かが聞きたくなった。
そう。私がその時思ったのが、
音楽や芸術スポーツの採点と似ている様な、
そんな気がしたのであった。
音楽、特にジャズでは学生の戦いである
山野ビッグバンドコンテストが思い浮かぶし
芸術スポーツと言うと、新体操や、
シンクロ、フィギュアスケートなど、
つい素人では分り難い部分があるそれだ。
このお酒の品評会の場合でもやはり、
具体的に細かな基準が設けられているらしいが、
審査員の意見は殆ど同じになると言うのだ。
記名式で審査するので当然ひいきはない。
音楽にしてもスポーツにしても、
その道の権威ある人と言うのは
ぶれない一つの信念を持っているのだと感心。
やはり賞を取った酒は美味いのである。
もう一つは酒造りには欠かせない杜氏の話。
杜氏(とうじ)とは、
日本酒の醸造工程を行う職人集団、
すなわち蔵人の監督者であり、
なおかつ酒蔵の最高製造責任者をいう。
と、ここに書いて有る通りなのだが、
この人の役割がどれだけ重要かと言う話が、
正しく経営者の私にはためになる話であった。
製造責任者である訳なので、
酒造会社の最高責任者では無いのだが、
この杜氏の腕次第で酒蔵の会社としての
良し悪しが決まると言うのだ。
加えて何よりこの杜氏が、
優れた人格者でなければならないと言うのにも
大変興味が有る話であった。
なぜならこの杜氏の人格が
酒の出来に、味に表れると言うのだ。
ついお酒を造るその親分たる人と言うのは
寡黙にそれに向かうイメージが勝手にあったが、
職人を上手く操る人望が最も重要な要素とは、
正しく企業の取締役製造部長と同じであり、
先の音楽論から言えばコンマスに等しいのだ。
従って酒蔵経営者は如何に有能な杜氏を雇い入れるか、
又、その杜氏とどう信頼関係を築くのかと言うのが、
とても重要な役割と言うのにもつい納得してしまった。
酒を呑みながらそんな話を伺い、
6種類は当然のように呑み干しおかわり頂く始末。
そんなありがたい話の帰り道、
杜氏がいなくなったら「とうじましょう」等と
バカな事言いながら二次会へと移動したのでした。
当日参加してみてびっくりぽんでしたが、
なかなか興味深い話が聞けて、ちょっと非日常な世界で、
料理もお酒もおいしく、結果オーライでしたね。
また面白そうな集まりを探しておきますので、
お付き合いください(笑)
誘ってくれないかなぁ~と会長!?に
直訴しておきました♪
6杯のお酒のグラスは小さいようには見えませんね。
おかわりも出来るなんて素晴らしい!
アサヒをご覧頂き、ありがとうございました。
また、ボーカルが不在だとつまらないと言う
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
はじめは正直びっくりしましたが、
最後は大いに盛り上がりましたね!
とても楽しいひと時でありました。
社長様直々のお迎えがびっくりしましたね。
一経営者としてもとてもためになりました。
またぜひ誘ってください。私もネタ探しておきます(^^)/
日本酒はむーみんさんお得意分野でしたね。
グラスは確かに小さくはなかったですが、
我々にしてみれば可愛い物でした^^
アサヒさんはつまらないというか寂しかったですよ。
(つまらないって言うとむーみんさんが面白いみたい(^^))
やっぱりボーカルの位置付けって大切だと思うし、
お客様を引き付ける要素なんだなって強く思いました。
Pの人たちも寂しがっていましたよ!
陳謝
初めのけんちゃんの返答から
私は来れないものだと思ってましたが^^;
こちらこそ合流出来ず失礼しました。