中止の報

正式に告知がされておられましたので触れます。
メーナード・ファーガソンさんの来日が
ご本人の体調不良とのことで、
来日が中止になってしまいました。
ご同業のバンド、サウンド・クリエーションさんが
招聘していたビッグ企画。
メンバー諸氏の意気込みも随分のことであったろうが、
一観客としての私の楽しみも大きかった。

大学に入る以前に私はこのスーパースターを知った。
このブログにも再三出てくる言葉、
「ハイトーン」の教祖といっても良い。
その突き刺さる音にどれだけの人が酔いしれたことであろう。
そして、私もまたその教祖にあこがれ、
来日の都度、必ず足を運んでは、そのハイトーンのシャワーを
存分に味わったものだった。

この４月、ウエイン・バージェロン氏と共演をさせていただいたが、
彼がこのファーガーソンのバンドで吹いていたというのは、
このブログを読んでいただける半数近くの方はご存知のこと。
彼を崇拝する私にとっては、崇拝する人の「師」でもある
ファーガソンが来日できないことは、残念以外何ものでもない。

先に記したサウンドクリエーションさん、
看板トランペッターとして私も尊敬をしている「ふる」さんが、
まさしく崇拝しているであろうことから、
ファーガーソンスタイルを貫き通している。

簡単にファーガソンスタイルと書いたが、
希有なる存在としてハイトーンを炸裂させる者にしか
そのプレーは出来ない。そんな意味で「ふる」さんは凄い！
従ってこのステージを企てた「ふる」さんの心中を察するに、
なんと書き記したらよいか、今でもよく分からない。

ただ、それより先に祈るはファーガソンの体調である。
７８歳のご高齢。重い病気ではないと聞いているので
安心はしているが、ファンの１人としていち早い回復と、
再び又日本の地に降り立ってくれることを期待してやまない。

さて私に出来ることとすれば、
この事実を私の知る人に伝えてお教えすることだろうか。
このブログをお読みの方でまだお知りにならない方、
ここで今後の対応をご相談されるようご案内します。
・・と言ってもこんなブログでは大した影響は無いか・・。

クリエーション諸氏！がんばれ～！！

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余談ながらこの公演の日、どうしても外せない行事と重なり、
その移動に苦慮していた。そして、今週頭に何とかなり、
先日やった名なしビッグバンドの後輩メンバーから、結構いい席の
指定チケットを譲ってもらうところだった矢先・・。
こんな程度のことは、多分この場合「不運」とは言わないのだろう。な。