マツケン

毎回大変な盛り上がりの高山。
今年は更にパワーアップした感。
驚きの座敷宴会全員スタンディングの
大！フィナーレでありました。



先日、ブログの記事が長いときは、
充実した証拠だよねぇと何方かに言われたが、
確かにその傾向はあるわけであって、
従い本日の記事は当然のように長い！

それ程までに楽しい演奏旅行でありました。


高山ストリートジャズフェスティバル。
我々は今年で五年連続の出演となります。
以前にもここで紹介させて頂いたが、
今年から開催形態が変わったため、
今まで以上に出演者が協力をする必要が有った。

どういう訳か分からないが私実行副委員長。
８月のコンサートのときも同じ役だったが、
まぁ、担ぎ出されて皆様のお役に立てれば、
それはそれでありがたい事。

高山以外の出演者では一番の９時半到着。
レアの中での先発隊三名は、いきなり
事務局長Ｎ氏の指示の元、息つく間もなく
作業にとりかかったのであった。



トラックステージは既に何度もご紹介済み。
当然空荷のトラックであるわけなので、
ここからステージ作りが始まるのである。

今迄は、高山の方々がこれを設え下さった後、
我々はテントの設営程度をしていただけなのだが、
実はここのステージセッティングが結構大変。
いきなり汗が吹き出てくるのであった。

そういえば、このツアーで終始心配されるのは天気。
今までも猛暑を飛び越え酷暑の中の演奏であったり、
冷たい雨が降りしきる中であったり、
屋外イベントでは当然の悩み事を抱える。

今年はと言うと、なんとも開催時間帯から
雨の予報が出るという皮肉な天候予測。
反して午前中の設営の時間帯は晴れマーク。

迷う我々に実行委員長Ａちゃんよりメールは、
もちろん開催しますよとの力強い宣言。
宴会も一つの目的ではあるが
あくまでも！メインはステージであるのだから。



高山名物の朝市はご覧のように開催中。
朝市と言うか午前中市といったような感じで、
１２時までは露店が並んでいるのだ。

フェイスブックで雨が降ると困ると書いたら、
皆さんから心配やら、そうでもないやらの
沢山のコメントをいただいたその中で、
朝市のテントを借りたら？という
アイデアを頂いたりしたけれども、
たとえ借りられたとしてもご覧の大きさ。
大変失礼ながら余り役に立たないのである。。


セッティングを終え、暫し開会式までの間、
食事タイムを頂くこととなる。
そして今年で三回目となるこのお店。
表向き喫茶店のような店なのだが、
飛騨牛料理満載の実にお得なお店に今年も入る。



飛騨牛焼肉定食は実に満足感たっぷり。
注文をする際、おもわず私が
毎年食べに来ているんですよなどと言うと、
なんとそこの女将さんと思しき方が
毎年来てくれる御礼ですと出してくれたのがこれ！



ワサビをつけて特性ダレで頂く飛騨牛！絶品！
思わぬありがたい出来事でありました。

毎年このジャズフェスと同時に開催されている、
飛騨の味祭りと言うイベント。
陣屋から北に伸びる道に出店が並び、
実に賑やかなのである。





これらを買い食いしながら、
川のほとりでビール！なんてのが良いんでしょうが、
なんと言っても演奏前禁酒令の我がバンド。
私がそれを出来るわけは無く、ぐっとこらえます。。





午後１時、定刻にて開幕であります。

何から何までお世話になった今回事務局長と言う
立場を買って出て下さった地元高山のＮ氏。



そして実行委員長Ａちゃんのご挨拶。
雨が降るとされていた時間にもかかわらず、
青空も顔をのぞかす程の好天候！

７時間に及ぶステージが始まりました！



そして下の写真は今年の新たなる発見。
窓から３人の人が見えますが、
これレアサウンズの中でも特に濃い面々。
実はこの陣屋前のステージを正面から臨める
絶好のロケーションである喫茶店なのだ！



お店からの眺めはご覧のとおり↓



写真はまだ準備中のときのものなので
人もまばらな状態であるけれども、
窓も全開であったので生音も聞こえて、
絶好なる特等席なのでありました。



そしてテレビ局もやってこられて撮影。
なんでも東海テレビのニュースになったとか。
私が映ったわけではないですが、
夕方のニュース、ご覧頂いた方おられましたか？？





さてレアサウンズジャズオーケストラは
今回は３バンド目の３時少し前の出演。
それまでは天気もしっかり持ちこたえ、
雲も適度に広がり日差しを遮り絶好の環境。

そして我々レアサウンズの今年の目玉はこれ！
紅一点メンバーしほ嬢歌う！！！



手前味噌で恐縮ですが良かったですね～！
そして何よりこの曲が始まったら一斉に
お客様が写真を取っておられましたね～。

まさにレアサウンズのレアなる光景。
さて次はいつお披露目できますでしょうか？？
お楽しみに。。


ところで、この曲あたりから空模様が怪しい。
まさかとは思っていたのですがぽつぽつと。。。、
我々の演奏が雨を呼んだ訳ではないでしょうが・・。

そしてだんだん雨が激しくトラックの屋根を打つ。

大きなテントが有ったのでお客様には中に入って頂くが、
入りきれない方々が傘を差し聞いてくださる。
私が悪いわけではないと確信しているが、
なんとなく申し訳ない思いが過ぎるのであった。

全８曲の内、真ん中あたりで雨もピーク。
ふとホテルに傘を置き忘れたことを思い出し、
どうやって移動をしたら良いだろうかと、
後に全く無用となる心配をする私。
しかし雨は無情に降り続けるのであった。

ここでの演奏は、本当に盛り上がる。
なにがそうさせるのか不思議なのだけれど、
全員がノリノリで演奏をしている。
先月８月のコンサートで転がりかけた曲も、
なんとかお客様にもうけていただき、
最後の曲の最後の音も吹ききることが出来た。

・・・とその時、雨がやんでいるではないか！

なんとなく私は雨男なのか？？と思ったが、
そんなはずはない！と首を横に振るのである・・。




ご覧のステージは地元高山の皆さん。
男性・女性ボーカルなどが入って
実に暖かで楽しく素晴らしいステージ。
明らかにこのあたりは雨が上がり、
空は明るみを取り戻していたのである！

私はもう一つ先々週練習で高山までやって来た
企画バンド、ともだちビッグバンドの出番を待つ。
他のメンバーが美味しそうに呑むビールを尻目に。。

今回は昨年より２バンドエントリーが多いので、
一バンドの演奏時間を短縮したのだが、
どこでどうなったのかどんどん時間が押す。

ともだちビッグバンドが出演しようとした頃、
その押しは驚きの大幅な時間を示していた！
宴会時間が気になって仕方が無い私は
大変おこがましかったけれども事務局長に
７曲予定の内大幅３曲カットを申し入れ了承を頂く。

そして周りも暗くなった頃、
ともだちビッグバンドはスタートしようとしていた

その時、なななななんと再び雨が。。。

時短を目指したためではないであろうが、
全ての曲が実に気持ちのよいテンポで進む。
なにより、客席にはいつも舞台側にいる、
我がレアサウンズの面々が声援を送ってくれるのが
なんともありがたくて嬉しい。

そして、隣で吹くのが実行委員長Ａちゃんだったので
レアのときより随分楽しそうだったと皆に言われたが、
おじさんと女性とどっちが良いといったら女性でしょうよ！
ある意味それは「当たり前」なのであるのだよ！

ひと度同じステージに立てばまさにともだち。
のりのりでトラックがゆさゆさ揺れながらエンディング。
富山の若い男の子とハイトーン合戦をして
練習の甲斐もあり無事エンディング。
押していた時間を若干巻き戻す事に成功し、
とりを飾ってくださる名古屋の仲間バンド、
スインギーガイズさんにステージを譲ったその時だ

なんと、雨があがっているではないか！！！




完全に日が落ちた陣屋前広場に、
スインギーさんの心地よいジャズが流れる。
雨が降ったおかげが！？とても涼しい。

ともだちバンドに出たレアのメンバーと
やっと呑めるとばかりビールで乾杯！
とても美味しかったですね～。

その時周りの方々からかけられる言葉は、
雨男って言うのは本当なんですね。ばっかり。。

挙句の果てには、副委員長として
エンディングステージ上で挨拶しようとした時、
私に投げかけられた言葉は

「よ！あめお！」




暗闇の中、黙々と撤収が始まりました。
ビッグバンドが６バンドほどあるわけなので、
随分の人手が有りはかどります。

とはいえ、私さすがに朝早くから動き回り、
この辺りでばて気味。年齢を感じてしまいました。



そして皆が待っていたのはこれ！



毎度同じ写真で恐縮ですが、
飛騨牛焼肉付きお座敷大セッション宴会開宴！

乾杯は「あめお」がやれと言うことで、
誠に僭越ながら音頭を取らさせて頂きましたが、
思わず自ら言い放ったのが
「紹介頂きました私があめおです」


七、八十人はいらっしゃったでしょうか。
とにかくビールと肉に皆飛びつきます。

これも毎度のことで恐縮ですが、
美味しい飛騨牛は別にここでなくても食べられます。
でも、一緒にコンサートを作り上げた仲間と
セッションしながら焼肉が食べられるのは、
全国広しと言えど、ここ位だと思うのです。
だからこそ、自ずと盛り上がります！！



そしてご覧のように焼肉を食べ尽くしてしまい
セッションが始まる頃には
自分の席に止まっている人は少なくなります。
バンドの垣根を越えての大交流。
これもこの宴会のとても大きな魅力です。



元プロトロンボーンプレーヤーの歌！まで飛び出し、
どんどんと盛り上がっていきます。

そしてこれ又僭越ながら私もラッパを吹きました。

この宴会に参加し始めた頃は私、
余りアドリブを吹く事が好きではなかったのは
このブログを読み返して頂ければお分かり頂ける事。
こういう所で吹いてみたいと思い、
アドリブを練習し始めたというのも事実。

上手くはとても吹けませんでしたが
気持ちよく酔っ払っていたので
楽しく吹くことが出来たのは間違いなし。
その後、ともだちビッグバンドでアルトを吹く
Ｋちゃんの要望でとんでもない展開に。

実はともだちビッグバンドの３曲削除は、
先にも書いたとおり私が提案をさせて頂いた事。
その中の一曲になぜかマツケンサンバが混じる。

こういう曲で盛り上げることが目的であったろうが、
やはり削除する候補に真っ先に挙げてしまったのは、
ジャズがやりたいと私が思ってしまったから。

ところが先のＫちゃん、アルト吹きだが、
持ち替えのフルートもめちゃめちゃ上手い。
そしてフルートのみならずピッコロまで
持ってこられたのは、なななんと、
このマツケンにその持ち替えが有ったからだとか！

訴えるような眼差しのＫちゃん。

最後にマツケンサンバここでやってくださいとは
なんとも奇抜アイデアではないか！！！

曲を削除してしまった責任もあり、
任せておいて、といわんばかりに、
ともだちヒッグバンドの面々に声をかけ
譜面が有るかどうか確認をすると皆笑顔でＯＫ。

なんちゅうノリの良い人達なのであろうか！

かくしてセッション会場であった座敷に、
なんとビッグバンドの演奏が始まったのでした！
それもマツケンサンバのメロディーが！

ほどなく一人、又一人と立ち上がって下さり、
なんと焼肉屋の座敷がマツケンサンバの生演奏で
全員立って踊りまくりの大フィナーレ！

参加して頂いた皆さんが盛り上げてくださり、
そして高山の人達の暖かな支えで
今年も例年以上に楽しい時を過ごす事が出来ました。



宴会場のバスをホテルの前で降り、
そのままホテルに入らず高山駅前の居酒屋へゴー。
毎度の事ながら、このあたりの記憶は薄く、
それでも何かこれからのレアについて、
メンバーと熱く語った・・・様な気がする。。





今朝、決してさわやかではなかったが、
若手のメンバーと昨晩の宴会場へと車で向かう。

今まではこの宴会場の後片付けも、
高山の人達にお任せきりであったが、
事務局長Ｎさんの依頼もあって、
今回は我々が手伝う旨を申し出てあったのた。

高山のメンバーの数名の方と共に、
ドラムセット、キーボードアンプ類を運び出し、
高山の皆さんの練習場へと移動搬入を済ませる。

今までお客様気分でこんな事までも
お世話になっていたかと思うと、
本当に申し訳ない気持ちにもなったが、
大したお手伝いした訳では無いしやや自己満足だが、
こうして撤収までお手伝いすることが出来
充実感が増す思いであった。




音楽は素晴らしい。

本番記録を書くたびにいつもそう感じる。
一部のメンバーと語ったことだか、
こうして演奏できるチャンスは幸せである。
そしてその幸せは人生の肥やしになる。



聴いてくださったお客様、
出演をされた仲間バンドの皆さん、
ともだちビッグバントの共演者の皆さん、
いつもお世話になる高山の皆さん、
そして我がレアサウンズのメンバー諸氏、

とても楽しいひと時をありがとう！！！！！