青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

名刺

2014年03月14日 | 思うこといろいろ
昨日、とあるイベントがあり、
息子とお客様が出会うシーンがあった。

こんな事は滅多にないことだが、
そのお客様に息子を紹介すると、
名刺を出して自己紹介をして下さる。

私が、まだ高校生ですからと遮るも、
いやいや、社長の息子さんですから、
是非挨拶をさせて下さいとのお言葉。

  お客様なのに本当に腰の低い方なのだ。

名刺の受け取り方も当然知らない息子は、
ただただ躊躇していたのだが、
その優しいお客様のお陰で無事受け取る。

重ねてそのお客様は、
私に日頃は大変お世話になっていて・・・・と、
私のことを随分持ち上げて下さるのだ。

  お客様なのに本当に恐縮してしまう。

勿論息子は緊張した面持ちで話を聞き、
格好の悪い頷き方で何とか挨拶が終わる。




そして、


息子が帰った後、お客様の話が素敵なのだ。


 息子さんを紹介下さり有り難うございました。
 社長には返って失礼かとは思いましたが、
 本当にいつもお世話になっていると言うことを
 息子さんに伝えたかったのでご挨拶しました。

 そして、名刺を渡したのには訳があります。
 私も高校生の時、父親の仕事関係者から
 名刺を頂き、すごく嬉しかった思い出があり、
 同時に父を誇りに思えた事を思い出したのです。

 息子さんがその時の私の気持になってくれたら
 すごく嬉しいと思いお渡ししました。

と。


帰って息子に尋ねると、
すごく良い経験をしたと興奮した面持ち。
そしてやはり頂いた名刺の重みを感じた様子。
彼にとっては始めて頂いた名刺。
きっと大切にし、一生の思い出になるであろう。


常々私は周りの方々の支えに幸せを感じるが、
お客様にも恵まれている。本当に幸せである。
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