考察

一昨日の本番は、
ビーハッピージャズフェスティバル。

催しの内容については記載しないが、
沢山のビッグバンドを聴いていて
一部のバンドで一寸感じた事が有ったので記す。


それは選曲。

果たしてリードラッパの人が、
選曲にかかわっているのかどうかという事。


こんな事偉そうに言う話ではないが、
私は練習で出来ないメニューは、
絶対本番で出来る訳はないので、
コンマスに願い出て断っている。

それはレアでは当然だがＪＯＢでもだ。
(ＪＯＢはギリギリまで言えないが･･･)

音域的に出来っこないファーガソンを、
誰かメンバーがやりたいと言ったって、
それを引き受ける程私は無神経ではない。

ただ、実はこれと同様で、
何度練習しても出ない音が有る楽曲を選択し、
本番で崩れていくのは他のメンバーに対し
ある意味失礼にさえ感じる。

出来ない、出ないとはっきり言う勇気と、
やるなら出る音に変音する工夫が必要だと思う。
要するにオクターブ下げるとか、
コードに合う出る音に変える。とか。



近年毎年高山スイングエコーさんのトラで、
岐阜版ビーハッピー、Ｇスピに出ている。

一昨年前であったか、
どこのバンドとは当然言わないけれども、
ＪＯＢで私が本当に苦労した、ある大曲が、
エントリーされていたので興味深く聞いた。

その苦労というのは先からの記載の高音。

ところがこのバンドのリード、所どころ、
出ない音を出る音に変え、実にスマートに、
そして見事にその大曲を終えたのであった。

原曲を知っている私には、
確かに多少の物足りなさは残ったが、
原曲を知らなかったら別になんら不足はない。

それよりも、やや辛らつな物言いではあるが、
その前のバンドが出ない音を無暗に出そうと、
他の演奏者の「邪魔」するかのごとく力み倒し、
音楽をぶち壊していたのと比較すると、
このスマートにやってのけたバンドの方が、
よほど聴いていて心地かったのである。


　17人ものチームとしてのリードラッパは、
　余りにも影響力が大きすぎるのだ。


自らが鍛えてどんな楽曲にも
対応できるよう努力するのは当然のことだが、
だからこそ、リードラッパは選曲にも加わり、
音楽を作るという意識を強く持つ事こそ、
バンドの為になるのではないかと思った次第。



勿論、

今迄の話とは真逆でその役割を全うされいた、
リードラッパさんを一昨日沢山拝聴できたのは、
とても刺激になり収穫になりましたょ！



あ、私ですか。。。

･･･音楽以前に謙虚さが足りないみたいです