吸い殻

朝食を、ホテルの一階でとる。
中央区茅場町にあるこのホテル、
まだ新しくて、なにより免震構造と言うふれこみが気に入り
今回初チャレンジ。結構居心地良いです。
一泊朝食付きで７８００円というのも魅力的。
昨日一緒だった方、帝国ホテルにご宿泊だそうだが、
どうも貧乏性の（本当の貧乏か？）私には、
とてもそれは真似が出来ない。



さて、その朝食時のこと。道路に面して並ぶ机で食べていると、
そこに繰り広げられるは、
丁度出勤時のビジネスマンの行き交う光景。
まさに勤勉な日本を象徴するかのごとくの人の波だ。

と、その波に逆らうようにゆっくりうつむきながら歩く人。
そう、ほうきとと塵取りで掃除をする人数名。
多分近くの会社の方であろう。
よくよく見るとそのごみの大半は「吸い殻」。

以前は結構当たり前に落ちていた感だが、
路上喫煙が禁止されている地域がある現代において
こんな事なのかとややびっくり。
中央区だって、該当地域ではないのだろうか・・。

それ以前に、火のついた吸い殻をホテルの前に
ぽいぽい捨てられたのでは、
いくら免震構造であったって、火事には太刀打ちできまい。
全くもって不愉快な話しだ。

そういえば一昨日、
琵琶湖のほとりにあった「道の駅」の中に、
ドライブ中のペットのストレス解消にと、
ドッグランがある先進的な施設があった。
「有料」にやや閉口したが、愛犬のためを思い
中に入ってくつろいでいたところ、
愛犬くんが、なにやらもごもご口を動かしている。

娘がヒステリックになったようなかん高い声で
「何食べているの～！！」と言いながら、
口から取り出したものは驚く無かれ「吸い殻」

「おとうさん！何でこんな所に落ちてるのよ！！」と娘。
あの、お父さんが捨てた訳じゃないので・・。
人一倍愛犬をかわいがる娘には
許し難い行為だった様子。私も同感。何でこんな所で。。。

とはいえ私とて、６年前までは、
結構ヘビースモーカーだった。
路上ポイ捨てをしなかったとは言い切れない。
ただ、そう易々とそこらに捨てまくった記憶もない。

こう書くと、身勝手な発言なのかもしれないが、
路上禁煙地区などが出来、世の中が、
そういう動きになってきている以上、
禁煙しろとは決して言わないが、
最低限のマナーはもっとちゃんと
守るべきではあるまいか。と感じた。
そうしないと、マナーを守って愛煙している人まで、
悪者扱いになってしまう時代だから。

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