宿題

先日のビー・ハッピー・ジャズフェスティバルで
アレンジャー内堀氏のクリニックで聞いた
様々なる知恵のつまったビッグバンド指導法。
よくある話だが、同じ事でもこの人が言うと違う！
そんな気分だったのがこのクリニックで有った。

今でもくどくどと記憶に残るのがアドリブの話。
クローズアップして話されていた訳ではないが、
少なくとも随分共感がもてる話。
アドリブでジャズ的な奏法が出来ない人が、
アンサンブルに紛れ込めば合奏として×。
逆に言うなれば、ジャズのフレーズが
出来ていない人はアドリブでばれる。

アドリブを吹く練習も大切かもしれないが、
一人でテーマを吹くと、ジャズっぽいかどうか
一目瞭然というか・・一聴・・そういう諺って何？
決して下手を見つけ出す為ではなく、
其々が上手くなる手段としては最適なのかも！

そこですぐさまデビルコンマスが取り入れたるが
レアサウンズ始まって以来のアドリブ教室！？
後ろからでもその雰囲気が良く分かったが、
水を得た魚のようなるバンド一のソリストＳ谷君。
こういう練習、したかったんですという声が
後ろ向きに発せられていたほどであります。

ところで先週出されたるは、なんとアドリブの宿題。
課題曲に対して、１コーラス作ってきてください。
出来る人には何てことは無い話だろうが、
今まで全く無縁で通り過ぎてきた人には大変な話。
ただ、これも自己研鑽ですよ。自己研鑽！

この年齢になって努力する事の大切さ。
こういう馬鹿正直な向上心は、私は大好きです。
目指せ、全員高山宴会！(なんのこっちゃ・・・)