青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

急病人

2017年03月17日 | 思うこといろいろ
昨日行きの新幹線。

三島辺りを走行中の時であったか、
唐突に車内放送が流れる。

朝の早い新幹線であったので、
私もそうだったが殆どの周りの客熟睡。
いびきが聞こえる程であったのだが、
その放送が穏やかな空気を一転させた。

私の乗る二つ後ろの車両で急病人が出て、
お医者さんが居たら協力願いたいとの事。

最後に締めくくるは「人命救助にご協力下さい!」

勿論寝ている人は目を覚ますも、
誰一人不服そうな顔する人はいない。
どんな病状なのだろうかと案じると同時に、
是非名医が同乗している事を願うのであった。

数分後、再び医師がいないかの呼びかけで、
周りの者全て医師が乗車していないと理解する。
再び車内の空気が引き締まる感じがした。

熱海を通過した後だったので、
小田原に緊急停車してあげればと思っていた時、
みたび車内放送が報じたのは、

乗車していた看護師さんにより応急処置がされ、
新横浜にて救急隊に引き渡すとの事。
マニアルにも有ったろうが日頃使い慣れない、
そのアナウンスがぎこちなかったけれど、
実に丁寧に説明する姿勢は十分伝わった。

ことの外新幹線が速く走っているようにさえ感じる。

新横浜には救急隊隊が見てとれ、
新横浜を出た時、更に丁寧な協力御礼と、
救急隊に受け渡した旨の「報告」が放送された。


品川までの僅かな時間、車掌さんのその放送に、
緊迫していた空気がふっと緩んだと同時に、
何処か温かな空気が流れたように感じた。

何処の何方かはわかりませんが、
大事では無い事を祈ります。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
医者の友人が言うには (Ken坊)
2017-03-22 22:51:44
呼び出されても、ほとんどできる事は無く、
実は大変なんだそうです。
そんなTIPSも・・・
返信する
ken坊さん (あおやき)
2017-03-23 18:21:47
そうなんかもしれませんね。
何を持っている訳でも無いでしょうから・・。

でも、いてくれるだけの安心感はあるかも。
返信する