青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

緊急停止

2015年05月23日 | 思うこといろいろ
緊急停止します!
緊急停止します!


運転士の声でも車掌の声でもない、
今まで聞いたことが無くけたたましい
自動音声の車内放送があったかと思うと、
結構高速で走っていたオレンジ色の快速に、
びっくりする様な強烈なブレーキがかかった。



ひしめき合う様な車内であったので、
誰もが隣の人に体重を預ける形となり、
恐らく車両前方にいた人達はかなりの衝撃であろう。
加えて直後、車内灯が非常灯となり空調も止まった。



実は東京営業所近くの常宿探し最中の私。
今回は出張決定が少々直前で有ったため、
宿探しに苦労して取れたのが中野のホテルであった。

そしてそれはそこから営業所に出社途中の出来事、
八王子、立川辺りから乗客満載のその快速電車は、
その中野でまだ乗れるのか!?と押し込まれる形で、
乗り込み新宿めがけてスピード全開の時で有ったのだ。


すかさず車内放送が入った。
どうやら通過しようとした駅で人と電車か接触したとか。
通電停止は二次災害を防ぐための措置であろう説明が、
女性車掌によって実に丁寧にされた。

3分も経ったであろうか。
空調の停止した超満員の車内は5月とはいえ暑い。
あっという間に私も額に汗が滲み始めた。

すると窓近くの人が車両の窓を上から開ける。
涼しい風がスッと閉塞感満載の車内に流れ込む。
こう言う事態をたくさん経験しておられるのか、
東京の人は全く冷静のこの事態を受け入れ、
(今時の車両がこの様に窓が開くと言う事もご存知!)
当たり前だが、誰一人文句を言う者はいない。

逐次説明はされる物の繰り返しの内容とお詫び。
少々私もこの非現実的な窮屈感に苦悩を覚える。

10分程経過した時で有ったか、
天井辺りでガタンと音がしたと同時に通電再開。
非常灯から通常の明かりに戻り空調も回復。
少々胸をなでおろしたが電車は止まったままだ。

更に10分ほど繰り返しの説明をしながら停車。
その後緊急停止からおよそ20分程経過した後に、
やっとの思いで動き出した時は流石にホッと安堵。

時々新聞などで、2時間缶詰状態であったなんて
記事を見た事が有るので一時はどうなる事かと…




ところが今度は新宿に到着するとホームは人で溢れかえる。
そこへ満員のドアから我々が正に吐き出される様にホームへ
その状態たるや、愛知県人の私には本当に未経験の事態。
本来であれば30分で到着するところが、
思わぬ1時間の通勤地獄を味わう事になったのでありました。





きっとこの程度の事、東京のブロガーの方であれば、
記事なんかしない事なのかも知れません。
でも、この状態で大地震にでも見舞われたとしたら、
昨日のように冷静でいられるかと考えた時、
ちょっとぞっとするものがありました。

ともあれ営業所員はこの状態が日常である。
良い経験と言うか、東京ってこう言う一面が有るって事、
まさに体感した思いでありました。




で、同じ電車でもこれ!
帰りの新幹線移動中のワイン!大好きです^^;
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