青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

理由

2025年03月04日 | 思うこといろいろ
昨日のクラス会の続きの話で恐縮だが、

このクラスが未だに繋がっている要因は
やはり担任の先生だった方の魅力にあった。

 昨日も少しだけ触れたが、
 先日のプチ同窓会こそ11人の参加だったが、
 今どきのLineで繋がっているのは30名近い。

 その人の8割近くが今迄のクラス会に参加。
 と言う事は全体の半数以上のクラスメイトが
 近年再会した事となっていた。。

  それだけでもすごい話だと思う。

で、その担任の魅力となった一つの物語がある。


それはその我々中学時代、

 前年学校をサボって留年してしまった
 学年一つ上のいわゆる「やんちゃな」生徒と
 一緒に卒業しようプロジェクト。だ。

中学生で留年と言うだけで当時は大変な事。
今でこそ63歳と64歳なんて全く変わらないが、
当時の14歳と15歳とではとんでもない差。

加えてやんちゃで留年ともなると、
どこか引いてしまう所もあったのは事実。

ただ先生から発せられたのは、
その生徒を何とかこのクラスで卒業させると
何ともテレビドラマの様な課題だったのだ。

 その担任は理科の教師。

なので我々のクラスは、理科の授業の度に
どうやって彼を学校に来させるかの議論だった。

 先ずは何としても彼を修学旅行に連れて行く!

やんちゃにはやんちゃをぶつけてこの事を
交渉させるようにしたと先日担任氏も言っていたが、
当時の「やんちゃの先頭」の同級生を先生が操って
このプロジェクトを動かしていたのだ。

幸いと言うか不幸にもと言うか(^^♪
私はそのやんちゃでは無かったものの、
何かみんなが一丸になって取り組んでいたのは、
これだけ記憶に残っている事が物語っている。

 ただ、理科の授業をしなくても良いと言う
 お得感が有ったのも事実だったような。。

本当に理科の授業を4月5月はしていないどころか、
理科の授業に彼の家へ皆で迎えに行くと言う、
なんとも強硬手段をしていた事も思い出された。

 で、先日の同窓会ではある女性曰く、
 「私は中三で理科が嫌いになった」と^^。

まぁ、半分冗談で有ろうが、
それ程までにみんなの気持ちの中にその彼がいた。

 そして彼は無事修学旅行参加!

あれは確か5月の末の出来事。
たった2カ月でその使命を我々は果したのだった。

幸いその後、彼は無事に我がクラスで卒業。
どこかで上級生だった彼も完全に仲間となって
我がクラスから巣立っていったと言う

 超美談なのだ!!





ところがクラス会に彼はずっと姿を現さなかった。
どこかで今になってもその事が気になっていたのか
残念ながら色々連絡を取ってみるが叶わなかった。

 それに反してクラス会の度に、
 彼の話と理科の授業が無かった話は付いて回った。


そして、この事を先頭に立って頑張ってくれた
いわゆる同年「やんちゃ」の先頭であった功労者君は、
自衛隊員として活躍していると聞いていて、
クラス会の度、喜んで出席と返事をくれつつも、
急に仕事で来られなくなることばかりが続いていた。

 聞くに自衛隊の幹部で忙しかったのだと。


ただ誠に残念ながらその自衛隊の功労者君、
きっとこの年長者君と会いたかったろうが
近年亡くなっていた事を先日知る事となった。

 無念。。


そして全く皮肉な事に、
この年長者君、先日のプチ同窓会に参加!
先生も我々も大歓迎で当時の話に沸き上がったが、
こうなると功労者君が亡くなった事が余りにも残念!

 本当にテレビドラマの様な話となったのであった。

これから出来る限り参加すると言った年長者の彼。
又一つこの歳にして同窓の輪が広まった日となった。


亡くなった功労者君の冥福をお祈りいたします。



昨日と同じ写真で失礼^^
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