皆さん、ハクビシンに出会った事はありますか?
先日、庭の木陰から狸の様な可愛い顔が私の方を見ているのに気が付きました。
よく見ると、額から鼻にかけて白い線があり、ハクビシンの子供だと分かりました。
次には親も出てきて、「変なおじさんがいるから早く逃げよう!!」と言うように小走りにまたその後ろからもう一匹出て来ました。
子供をなんとか守ろうと、ウロウロと後ろになり、先になりし、一分位の出来事でしたが、
親子三匹で逃げる姿はとても可愛く感じました。
庭は2mの段差があるため、一匹を銜えて飛び降りた親は反対方向の家陰で「チユ!チユ!」と合図をしています。
残された子はなかなか降りられず「チユ!チユ!」と鳴いてウロウロしていましたが、ついに決心がつき、
飛び降りて親の元へ走って行き三匹は姿を消しました。
ああ!よかった。
実はその数日前、別のハクビシンが前の道路で車に跳ねられて死んでいました。
あれは父親だったのでしょう。
本当は四匹家族だったと思うと可哀想・・・事故にあわずに生きていけよ・・・
本来、自然に囲まれた山に住んでいたのに、人間に環境を破壊され仕方なく町に住み着いてしまったハクビシン。
みんなに嫌われ、住み家を求め転々と移り生きているのでしょう。
この冬を無事に過ごし、生き抜いていけるように。と願う気持ちでいっぱいです。
副会長 武石