そんな中で育った私が抱いた思いは、『自分が正しい』というものでした。
それが余りにも強かったので、父親亡きあとも、そんな思いは他の人に対しても続いていたのです。
ところが環境が変わるにつれ私の考えも変化していきました。
特に独断的な人でもない限り、まず、『相手が正しい』と思うようにしようと考えたのです。
それは、相手のやっていることや考えというのは、その人がそれまで生きてきて導き出されたものだから。それを尊重しようと思ったわけです。
そう考えを改めると、大抵のことに対して批判的な気持ちになることもなく平穏でいられます。
それは相手だけが正しいとかいったものではなくて、少し高い位置から自分や人々の意見を見ることができるようになった感じでしょうか。
それ、楽! いいと思いました。
Thank you for reading this to the end.
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