何らかの対象に非常に大きな意義が与えられると、思考エネルギーによって過剰ポテンシャルができる。
過剰ポテンシャルは、目にも見えず感じることすらできないにもかかわらず、人々の暮らしの中で強い影響力を持つ。また、それだけでなく、意地悪な役割を果たすことが特徴と言える。こうした過剰ポテンシャルを解消するように働く平衡力の作用は、多くの問題を産み出す。意地悪な役割とは、しばしば意図したものとまったく逆の結果を得ることによる。
(『[振り子の法則]リアリティ・トランサーフィン』 ヴァジム・ゼランド著)
※ ポテンシャル:潜在的な能力。可能性。
たとえば、何かに対して強い願望を持った場合、叶うどころか過剰ポテンシャルが生じて、願望は叶わない方向へ行くようです。
つまり、強い願望=自分にはそれがないと認めている も同じだからです。
私はこれを別の観点から感じたことがあります。
欲を深く持っている物事に関しては、良い結果になっていない!
叶えたい物事がある場合、それをあまりにも重要事項に祭り上げない方がいいようですね!
ゼランドはこんなふうに言っています。
目的の意義を引き下げることである。売店に新聞を買いに行くような気持ちで、目的に向かっていくのだ。
問題に対処するときにも、過剰ポテンシャルには気をつけた方がいいようです。
『ああ!!困ったな!この問題解決しなきゃ!』と心を占める問題があったら、その重要性を引き下げると良いそうです。
ゼランドによれば、そもそも重要性を与えた結果として問題だらけの状況が発生するということです。
実際、私はこの方法で問題を解決しました。
その当時(2007年頃)、ある問題が頭を占めていて、どうしたものかと思っていたのです。
ゼランドのこの方法を知って、その問題について改めて考えてみました。
その結果、その問題を直ぐにどうこうしなくても、まあ、いいのではないかと思い直しました。
すると、どうでしょう。少しして問題は解決していったのです。
もちろん、解決に至ったのは、このことだけではないかもしれませんが、思い直したことで大分気持ちが楽になったことは事実です。
皆さま!過剰ポテンシャルにお気をつけくださいませ。