ウィリス・ハーマン博士は著書『グローバルマインドチェンジ』の中で、三種類の形而上学、M―1、M―2、M―3を挙げている。これは発展する人間の歴史の中で用いられてきたもので、博士はこれを以下のように定義する。
その定義の概略を書いてみましょう。
M―1形而上学 = 唯物的一元論(物質から心が生じる)
宇宙の基本構成要素は物質とエネルギーである。真実について学ぶために測定可能な世界を研究する。
M―2形而上学 = 二元論(物質プラス心)
宇宙には二つの異なる基本構成要素がある。物質およびエネルギーと、精神ないし霊である。
M―3形而上学 = 超越的一元論(心から物質が生じる)
宇宙の最終的構成要素は意識である。心あるいは意識の方が主要であり、物質とエネルギーはある意味で心から生じる。
西洋文化の思考の条件づけや科学的業績はもっぱらM―1形而上学(物質から心が生じる)モデルに基づいており、これが機械論的科学を支えている。しかし、人類の未来はすでにM―3形而上学(心から物質が生じる)モデルの中に蒔かれており、こちらはホログラフィー的科学につながる。
※形而(ケイジ)上:感覚の働きによって知ることができない、精神的なもの。
形而上学:物事の存在の根本原理を研究する学問。
我々は世界を個別の部品に分けて、おのおのがたがいに孤立したものであるかのように扱い研究することに力を注いできた。しかし最近の研究は、そのような孤立は事実ではないことを示している。すでに過去二十年以上にわたり、物理学や生物学の研究によって、すべてのものがつながっていることが示され始めている。実験者を実験から切り離すことはできないし、個人を全体から切り離すことは不可能だ。しかしなお毎日の生活において我々は、物は分解して理解できると考え続けている。
色々な状況の責任を、もはや他者に押し付けることはできません。自分もその状況の共同創造者なのです。
病気においても、その症状を自分自身と切り離して考えるなんてナンセンスということになります。
まさに私たちは時代の大きな境目に来ているのかもしれません。
従来の考え方から新しい考え方へと変わるボーダーラインのまっただ中に。
この境界線を越えた先にどんな世界があるのでしょう?
世界が大きく変わることだけは確かでしょうね!
良き世界を創っていくために、私たちひとりひとりが欠くことのできない大切な存在なのだと思いました。
Photo by ミントBlue
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