「ホログラフィック・ユニヴァースへの招待」という副題がついたこの本は、我々のいる宇宙が一種の巨大なホログラムである可能性について述べています。
(以下、青い文字は本より)
舞い落ちるひとひらの雪から、楓の木、流れ星、回転する電子に至るまで、ありとあらゆるものは幽霊のごとき映像にすぎず、私たちが認識する現実とはあまりにかけ離れた、文字どおり時間と空間をまったく超越したレベルからの投影であることを示唆する証拠がある
そう考える科学者が出ているということです。
その考えからいくと、あらゆるものは、まるでカーペットに織り込まれた模様のように、分割不可能であるということです。
だから、
たとえば私たちは、地球全体に影響をおよぼすことなくその貴重な一部分を取り出せると思っている。あるいは、身体全体のことを考えずに、ある一部分だけを治療することができると思っている。犯罪、貧困、麻薬中毒といったさまざまな社会問題も、社会全体の問題を考えることなしに対処できると思っている。
このように世界を断片に分けるやり方では上手くいかないということです。
いや、それどころか、そんなことをやっていれば私たちを絶滅に導く可能性さえあるそうです。
このホログラフィックの考えによれば、今まで説明できなかった事象(テレパシー、予知現象、宇宙との神秘的な一体感、念力、シンクロニシティなど)も説明できるようになるとか。
興味深い話です。宇宙は人々が従来考えていたようなものではないかもしれないのです。
もしそうなら、人間の生き方もだいぶ変わっていくようになるでしょうね。
タルボットのこの著書を取り上げた記事
ホログラフィックな宇宙
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