それは、昔、テレビのドラマの中で、初めて、タイタニックの沈没事故の話を知ったときのことでした。
そのとき私が思ったのは、『あれ？！何故こんな大事故のことを、今まで忘れていたのだろう？』というものだったのです。
タイタニックの沈没事故は1912年に起こりました。なので、私が知らなくても不思議はありません。
それなのに、そのとき、『こんな大事故を忘れていたなんて！』と私は思ったのです。
豪華客船タイタニックは、イギリスからアメリカへと向かう途中、氷山に衝突して沈没してしまいます。（あっ！またアメリカが出てきた）
その当時の最新の科学技術の粋を集めた船だっただけに、欧米社会に大きな衝撃を与えたようです。
確かに、その当時にしたら大変な事故と言えますが、現代に生きる私がどうして、そのことを忘れていたと驚くのか不可解でした。
やはり、前世、その時代にいたのかな？私。
確かに、私は水が怖いし、大洋を船で行くなんて、ノーノー～！という感じです。
でも、前世、その事故に私が直接遭ったのかというと、そうではないように思います。
誰か大切な知り合いが遭遇したのではないかと……。
なにせ、その事故の内容が詳しくわかってくるにつれ、胸が締め付けられるような気持ちになりましたから。涙すら流れてくるような感じだったと思います。
今の私にとっては訳のわからない話ですが、道理では割り切れない感情がでてくるのですから、これはもう何かあるのかな？と思うしかありません。
それにしても、私の前世がその時代だとしたら、生まれ変わりのスパンが短い方だと言えます。
これでは、前世からの影響が強く出ても仕方ないのかもしれません。良いのだか悪いのだか分かりませんが……。
Photo by ミントBlue
