一番の謎

人が物を見るとき、目を通して情報が入ってくるのですが、これって不思議だと思いませんか？

何がって言いますと、入ってきた情報は自分の中で再構築して確認するわけでしょ？！

そうすると、自分の中には、もうすでに再構築する材料があるってことになりませんか？

なければ認識することができませんよね。

動物は、逆立ちしたって人間と同じ認識力は持てません。

人間は宇宙も認識できます。人間の中にはどれ程の可能性が秘められているのかしら？


ただ、あまりにもエゴイスティクな生き方をしていると、その認識力もゆがんでくるように思います。

やはり、人間は神聖な存在として創られているからなのでしょうね。

人間は小宇宙って言われていますものね。

　photo by ミントBlue

ところで、人間は一人一人、魂の歴史が違うわけですよね。

ということは、同じものを見ても、全く違う認識をしているかもしれませんね。

ひゃ～、何かとっても不思議な気持ちになります。

自分が、絶対こうだ！と思っていることでも、他の人は全く違う見方をしているかもしれませんね。


人間はそれぞれ自分の中に宇宙をもっている存在なのでしょうね。

つまり、必要なものはすべて自分の中にある。幸福、やすらぎ、愛、……etc.

だから、それらを外に探す必要はないって言われるのですね。


そんなこんな考えていくと、いったい自分という存在は何なのか？という疑問が浮かんできます。

自分のことを知っていると思っていること自体、とんだ思い違いかもしれないですね。


Nosce te ipsum（ラテン語）　汝己を知れ　　　そんな言葉もあります。

自分とは、一番近くて、一番深い謎ですね！