「羨望」「羨む」というのは、
人の素晴らしい様子を見て、自分もそうなりたいと思うことだから、
「ねたむ」「そねむ」「嫉妬する」という類の言葉と違い、それほど悪くないのかと思っていました。
でも、その語源をみてみると、どうやらそうではないらしいのです。
「羨む」というのは「心(うら)病む」という意味だそうです。
「うら」というのは「裏」のことで、表には見えない「心」のことを言っているそうで、
つまり「羨む」というのは、心が病んでいる状態をさしているのですね。
確かに、自分もそうなりたいと思っているのにそうなれなかったら、
自分は恵まれてないなどと思って、不満がくすぶることもあるでしょうから。
そういう意味がわかってくると、軽々に「うらやまし~!」なんて言葉は使えなくなりますね。
まるで「自分の心は病んでいます!」と宣言しているみたいですから。
一見、羨ましく思える人がいたとしても、
物事の運、不運は表面的な出来事からは推し量れないものがあります。
だから、人のことを云々するより、
『自分の人生は、自分で努力を重ねて切り開いていこう』と考えることが大切なのだと感じました。
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