人間は、犬や猫が鏡を認識できない様子を見て可愛いなと思ったり、バカだなと思ったりします。
でも、私たち人間を取り巻くこの世界が内面を写す鏡だとしたら、見当はずれな行動をとる動物を見て笑ってばかりもいられません。
私たちもだいぶ見当違いなことをやっているかもしれないからです。
本当は自分の内面を変えなければいけないのに、鏡に映ったものを必死になって変えようとしていたりして。
急を要するものであれば、確かに直接、働きかけることは大切です。
でも内面を変えずに放っておけば、また似たような事態になることでしょう。
私たちを取り巻くこの三次元の世界は内面を映す鏡のような世界に思われます。
そう感じたのは、以前、私が体験したこのような出来事からでした。
必死にある問題を解決したのに、少し経つとまた別のところに問題が発生する。
たとえば、気になる症状が改善したと思ったら、また別の症状が現れるといった感じで。
このようなことがしばしば起こって不思議でしょうがありませんでしたが、原因は内(心)にあると考えれば納得がいきます。
私たちは自分の心を映すバーチャルリアリティの世界で生きているのかしら?
それなら内面に目を向けて変えていかなくてはね!
しかし、そう思いつつも直ぐそれを忘れて、現実と言われる世界に(まるで犬や猫がしたように)激しく反応している自分を発見するのです。
どこかで人間をはるかに超えた存在がこう思って見ているかもしれませんね。
『人間って、そんなことも分からないのか……』
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