N様邸に嫁ぐフローリング娘をサンディング処理しています。
着色塗装に使いましたフロアーカラー#3041ナチュラルはフロアークリアーとウッドワックスを混ぜた塗料で
同じ色を2回塗装するシリーズですが、アルブルインクはより自然な仕上がり感が欲しいので、
フロアークリアーで着色した後はフロアークリアーラピッドを仕上げ塗料として塗装を施します。
(同じ色を二回塗装すると、色が濃くなりツヤが出てしまいます。
それを避けるために仕上げにフロアークリアーラピッド#3262艶消しで自然な
風合いにしています)

ウッドワックスとフロアークリアーのミックス塗料ですから
「カルナバワックス」と「カンデリラワックス」が入っています。
この二つがあるから、耐久性、撥水性、防汚性が高まり水拭きや簡単な掃除で
美しさが長持ちしまするのですが、サンディング処理をしないと毛羽立ちで
表面はザラザラ状態です。
サンディング処理をすると、表面の毛羽に着いていたワックス取れ
粉を噴いた状態になります。見た目が少し悪いですね。

でも仕上げにフロアークリアーラピッドを塗装すれば美しく落ち着いた色調に落ち着きます。
カルナバワックスとは30年ほど前、自動車用高級ワックスのシュアラスターインペリアルの主成分で、
撥水性が高くワックスを掛けるといつも車はピカピカでした。
高価だかワックスの伸びがよく長持ちするのでオスモカラーと同じです。
本来は完成した状態で嫁入りするのですが嫁いだ先でフロアークリアーラピッド仕上げ塗装を
行って頂けるとのことですのでお化粧半ばで嫁ぎます。
サンディング処理まで行っていれば、現場仕上げ塗装はやりやすいですね。