散策雑感日記

※※明窓浄机※※

第370回10月度読書の会活動 日本の「運命」について語ろう 浅田次郎 (幻冬舎文庫)

2017-09-23 21:53:01 | 読書の会

 歴史教科はをさほど重視していてなかったのか、有史前から学んで三学期末で江戸時代までくらいで後は自分で読んでおけの教え方だった。
 明治維新胎動期の幕末は外圧に対して、幕府内で対応できる組織の改革もままならないまま、米国の恫喝に屈し対して不平等と思われる和親条約を締結にふみきる、これを機に開国の流れに掉さす者とそれに抗う尊王攘夷を求める者の葛藤、これが氏の小説(新選組三部作)の題材になった。
 太平洋戦争最中、北方領土の守備隊のもう一つ物語(終わらず夏)、敗戦によって旧ソビエト軍に占領され、負の遺産として日本軍はシベリア抑留での過酷な労働で塗炭の苦しみを強いられ、北方四島は未だ返ってこない。

第369回9月度読書の会活動 「風に舞いあがるビニールシート」 森 絵都 (文春文庫)

2017-08-17 15:32:58 | 読書の会

 勤めていた、投資銀行のマネーゲーム的運営で得た巨額の利益のありかたに疑問もって、彼女は海外の大学で学んだことを役立てようと、国連高等弁務官事務所(UNHCR)へ転職、ここでの職場の人間関係や仕事での見聞きしたこと、特に紛争地域や旱魃での難民たち、環境よって生命が軽んじられる価値観のギャップに驚く。外4篇

第368回 8月度読書の会活動 「地獄変」 芥川龍之介(ハルキ文庫)

2017-07-21 11:44:33 | 読書の会

 著者は100年前に活躍した作家で芥川賞で世間一般に知られていて、本題の「地獄変」の外に、藪の中、六の宮の姫君、舞踏会、
が掲載されている、
 特に「藪の中」は黒澤明メガホンの映画、羅生門のストリーの一部でベェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。

第367回 7月度読書の会活動 「ひなた弁当」 山本甲士 (小学館文庫)

2017-06-27 00:37:02 | 読書の会

 住宅会社営業部のサラリーマン、同僚、上司の甘言につられて、リストラを受けざる負えないはめになり、妻子にそのことが告げられず一人悩む、秘かに職探しに奔走するがどれもうまくいかず、公園で木陰でドングリを拾ってた女の子との出会い、この光景が自分の潜在能力に目覚めてこれを活かした、人生ターニングポイントの道が開ける。

第366回 6月度読書の会活動 「さぶ」 山本周五郎 (新潮文庫)

2017-05-09 22:03:03 | 読書の会

    課題本 「さぶ」 山本周五郎 (新潮文庫)
  題名の「さぶ」実はさぶの相棒の栄二を中心とした物語、腕のいい表具師で一本気の性格の栄二、濡れ衣を着せられ、鬼平でおなじみの寄せ場送り、頑な心に陥り、さぶや仲間の支えで心を開くことができるか。

第365回 5月度読書の会活動 「ユダヤ人大富豪の教え」 本田 健 (大和書房)  

2017-05-06 20:00:15 | 読書の会

  副題「幸せな金持ちなる17の秘訣」  担当 M.Y
ユダヤ民族六千年の歴史(わが国では縄文時代の頃)からの教訓が述べられているとお思いきや単なる金持ちになるための処世訓、この本を愛読してこれで皆、金持ち、ハッピー!、ハッピー!。

第364回 4月度読書の会活動 「家族の歌」 河野裕子・永田和宏・その家族 (文春文庫)

2017-05-06 19:55:39 | 読書の会

   副題「河野裕子の死を見つめて」 担当 M.T
 家族の交流と日常茶飯事の出来事とその思いを歌に詠んだ、エッセイ、そこに家族の中心人物に心配
 していた、重い病の再発、その不運にもめげず赤裸々な闘病記、家族に支えられながら、自らの心臓が
 脈打つ限り懸命に生き抜くすがたに胸を打つ・・・・・Y.S 記