その27

2022-11-25 16:20:00 | 日記
その26の続き

ベビーローライは4×4フィルムを使う小ぶりでグレー色をした可愛いcameraです。昔し、よく”anan”なんかの女性誌でモデルが首から下げていたカメラがコレです。ここでちょいと、なぜ二眼レフと呼ぶのか⁉︎  上のレンズは被写体を見る為のファインダー、下のレンズは直接フィルムに写し込むもの。そこが一つで二役の一眼レフとの違いです。クラシカルって楽しいですね。そしてこれも強くエッジの効いたエンボスにしてポップ調のLa Franceをはめ込みました。


©️fine-artphoto


回想

Cloudlet  seriesLoro seriesも順調に進んでいった。両方ともメインオリジナルが完成したし後はバリエーションを増やしていく段階になっていった。工房との確執はたくさんあったが物創りにはえてしてあることだ。この当時はネットshopも論外に発展していないし、ブランドとして販売していくなら実店舗が最優先のchoiceだった。路面店は無理だ‥となると百貨店だろう!と思ったがことはそう簡単ではない。運良くパートナーの女史にコネが有りshopを出すことに成功した。


Loro series
Premium series





その26

2022-11-11 19:06:00 | 日記
その25の続き
“アンティークをモダンクラシックに!”

“CAMERA eye”の写真はジュニアサンダーソンのレンズを切り取りエンボス加工しました。なかなか面白い。でも、もう一捻りしてみよう‼︎レンズに何か工夫したいが、さてはめ込み写真が何かないか…思案中に、何十年も前にパリで撮った写真の中にすました猫さんがいたな、と思い出してもうこれしか無いだろうと決めた。が、しかし、困ったな。35ミリのポジフィルムだった。そこでポジスライドを白紙に透かして接写のきくiPhone で撮りました。驚きの接写機能‼︎ iPhone さんありがとう、だ。そして少しマゼンタっぽくしたネコさんをはめ込み完了です。エンボス加工は気に入りました。


©️fine-artphoto  “CAMERA eye”


回想 ジュエリーブランド


ワックス作りは比較的楽な方で頭にスケッチが入っていれば自然に手が動き形が出来上がっていきます。多少の失敗はワックスをアルコールランプで溶かして盛り付ければ大丈夫です。そしてまたヤスリで削って形を整える、無の境地であっと言う間に何時間もたってしまう。そしてワックスを工房に渡してシルバーの原型の出来上がりを待つわけだ。

シルバーを削るのはワックスのようにはいかない。只々ヤスリやルーターで削るだけ。そして、あぁワックスの時にもう少し形を整えてればと後悔する。ルーターの音は歯医者さんの音と同類だしあまり聴きたく無いが気持ち良く削れるから面白い。


商品になったcloudlettのDMハガキ





その25

2022-11-03 17:38:00 | 日記
その24の続き

“アンティークをモダンクラシックインテリアに ‼︎ “

アンティークはラテン語では古い、フランス語に変化して美しい という意味が加味されました。いくつかのアンテークを持ってましたが、確かに「美しい」と感じるフォルムや味わいを感じます。何とかセンス良くアレンジしてフレームに入れたいと思いました。ファインアートモダンがテーマでもあるから、何か手は加えたいが…と思っていたのですが、意外やアイデアは色々と出てくるもの。アンティークもアイデア次第でモダンクラシックにも溶け込むものだ、と思います。


©️fine-artphoto    「雲をとらえた双眼鏡」


回想  「ジュエリーブランドの立ち上げ」

いよいよ、ブランドを立ち上げる準備に入ります。

工房は甲府で決まっていたから安心でした。先ずはなるべくsimpleに!というわけでモチーフはcloudlet (小さい雲)とLoLo シリーズというの形状からなるモチーフをいろいろなパターンで立ち上げる事にしました。工房にデザイン画を渡し、小さい雲のモチーフをワックスで作って貰いました。が、どうも今ひとつ気に入らない。ならば!と自分で作る事にしました。先ずワックスと諸々の道具を買いにハンズに行き取り揃えました。自分で言うのも変ですが手先は器用な方でしたが、ここから…、手が腱鞘炎に成るべく作業が始まりました。

デザイン画の数々




その24

2022-10-31 17:03:00 | 日記
その23の続き

ねじれ雲は何故か曇り空に浮かんでいた。芋虫のようで可愛いなと思い、

これもIPhone で撮りました。望遠で撮るのでしっかりと固定する事が肝心です。Iphone8+の写真機能は、シャープではあるが少しだが甘さもありそれが味で雰囲気が出せます。現在のIPhone はシャープすぎるのでは⁈

と私の個人的な意見です。


©️fine-artphoto “Cloudlett screw”


回想 ジュエリーブランドの件

ある大手商社の彼は、私のデザインを押してくれていました。

支社のブランド担当の女性Aは、私のデザインの採用に反対で、B部長を味方につけて阻止に出てきたのです。

本社の彼と激しいバトルがあったりしてこちらはハラハラ状態だった。

その後、B部長は策を弄しました。ここには現存するブランドが有り、その女性チーフデザイナーC女史は多分反対するだろうから、といきなり彼女と対面の会議を開催したのでした。

そして会議が始まる。デザイン画が見ながら、C女史が言った。

「ウーンこういうの私は好だわ‼︎」「会社の一員という立場でなければがコレ一緒にやりたいくらい‼︎」と言ったからさあ大変。B部長と担当A女性の慌てぶりったら…。何とかかんとか言って会議を終わらせてしまった。

そんな事が色々とありデザイン画の売り込みがダメなら自分で作っちゃえ‼︎とブランドストーリーが始まります。  続きます。



その23

2022-10-27 16:30:00 | 日記
その22の続き

“小さな雲の夕焼け”は612日夕方646分に西の空に浮かぶ夕焼け雲をIPhone の望遠を使って、ベランダの手すりを三脚がわりにして撮ったものです。画像の中の雲は小さいものでしたが拡大してもピンもきてるし雰囲気抜群です。色調と彩度はフォトショプで加減していますが、まるで日本画の金魚のような小さな雲ができあがりました。


©️fine-artphoto “cloudlett sunset”


回想録はこれからジュエリーブランド立ち上げの話しに移行します。

『デザインやアートで世界を目指す若い人達に』

古〜い話になりますがジュエリーデザインで、あるアイデアを思い付いた時、これは面白い!どうせならダメ元で海外のブランドに提案してやれ、と思いdoor to doorでTopに送りました。そしたら来ました!ニューヨークから返事が。「日本支社で会ってくれ」と。そして世界中からこの様なプレゼンは毎日送られて来るが会うのは貴方で2人目ですよ、と日本支社の副社長の素敵なレディーに言われました。ウ〜ン。こちらはもうガチガチ。通訳が用意されていて緊張の中で会談が始まりました。もし、この話が成功していれば何百万分かの一のサクセスストーリーになった事でしょう。

それから味をしめてプレミアブランドに数社プレゼンしました。中にはTopと会ったブランドもありますがギャラの話でまとまりませんでした。何故かな?performanceかな⁈言葉の壁も有る。

思ったのは彼らが興味があり欲しがるものは「デザインよりアイデア」です。でもね思いつくものがあったら皆さんも提案して自分を試してみて下さい。そして何よりは彼らは必ず返事をくれます。「我が社の為にありがとう」これが、日本企業には絶対に無い嬉しい言葉です。

ジュエリーの話はまた書きます。