今日は仕事休みで、のんびりしています。
特に何もない時は、何となく思いついたこと(思い出したこと)などを書こうと思います。
私が4、5歳くらいの頃、祖父母の家に行くと祖父が押し入れから箱を持ってきて、「これは、おじいちゃんの大切なお菓子で、他の人にはあげないんだけど、真理には特別あげる。」と言って飴のようなものをくれました。「ヌガー」というもので初めて食べました。
祖父は大好きだと言いますが、私には苦手な感じの味でした。それでも、せっかくくれたのだから、食べました。
次回遊びに行った時も、「よしよし、真理には特別あげよう」と満面の笑みでくれるのです。
その次も、その次も。
私は本当は食べたくない味。でも、祖父は大事に箱に入れてしまうほど大好きなのに孫にはくれようとしているのです。これは、いつまでも貰っていないで、私は実はそこまで好きではないと言うべきだと思いました。私がイヤイヤ食べて数が減るより、大好きなおじいちゃんがたくさん食べた方が絶対にいいんだから。
そこで、祖母にこっそり「おじいちゃんがいつもくれるヌガー、私はあんまり好きじゃないから、もらわなくていいの。」と言いました。祖父の嬉しそうな顔を見ると言えないけど、祖母ならうまく伝えてくれるだろうと信じて。
そうしたら、
「よし、真理にはお菓子をあげよう。」と箱を持ってきた祖父に、
「あー、真理ちゃんはヌガー嫌いなんだって。本当は食べたくないんだから、やめてあげな!!」
えっ?!おばあちゃん、そんな言い方しちゃうの?💦え?
それを聞いて、祖父は「そうだったのか。真理は好きじゃなかったのか。ごめんな。」とシュンとしちゃって。あの顔は忘れられません。
5歳くらいのことではあったけれど、それ以来、どうしても言いづらいことでも人に頼らず自分で何とか言ってみようと思いました。
それでも言えないなら言わなければいい。言わなきゃならないなら、なんとか自分で考えて言おうと思った次第です。
ヌガー、大人になれば食べられるかなと思ってたんですが、今は逆に歯の詰め物が取れるんじゃないかと怖くて食べられません。
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